蒼い幻
灰泥軽茶

こんなに蒼い夜なんて
マグネシウムが発火して
残像、点滅、浮浪、波紋
ちりぢりなった光の幻がおもいおもいに集まり
光の切り絵でかたちどる街の風景

こんなに蒼い夜なんて
トリケラトプスが突進して
稲妻、遠吠え、激突、奔流
放たれた光の幻はどこまでも高く飛んでいき
私たちの影でかたちどる街の風景


自由詩 蒼い幻 Copyright 灰泥軽茶 2011-10-17 23:10:06
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