珈琲一杯
灰泥軽茶

空間耕す

捏ねる時間

香りがいざなう虚空のしらべ

舌の根深く余韻がはためく

はためく蝶の歓びの燐粉

店主の眼差し豆一つ魂

店を出れば空が街が人々が

鈍色の光沢を放っている。


自由詩 珈琲一杯 Copyright 灰泥軽茶 2011-10-17 00:40:43
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