告白
本木はじめ
曲がり角を曲がると
君がいた
僕は驚いて振り返り
逃げ出そうとするが手遅れ
椅子に座った君がいる
こんな道のど真ん中に
僕は舌打ちをし空を見上げると
電線にぶら下がってる君
わき道に目を向ければ
ああ、
階段に話しかけてる君
僕はもう仕方なく
退路を断たれた君になった
自由詩
告白
Copyright
本木はじめ
2004-10-18 22:04:17