ギャグめく仏塔
ぽこぽこへッへ

菩提樹には行灯が燈され、友去れど、
煌煌と燃ゆる仏塔の真下にある線香立て。
黄土色の砂の上に千個も建てる、明りの仏塔。
携帯電話の電波も届かない異界。
孫悟空の頭に食い込む輪っかみたいな額。
死んでもその墓に持っていく最新。
生殖行為と愛の狭間で揺れる真相の小噺。
オーバーラップし、御玉杓子、の頃に戻り衰弱し。
瀬戸内寂聴もひっぺがす、ヘカトンケイルよろしく、
原子の津波に浚われて飲み込む。
真っ赤なトマトの目のソフトクリームライクなスモーク、
蕎麦を啜るように死んでく様、
闇に溶け込んでフェードアウトしてお終い。
いい感じで言語間飛び越えてる。
百並ぶ♪(音符)も一気に整列、
世紀末残像が箒で掃かれる、落ち葉のように形が崩れる。
今何といって散っていったか、
聞き取れなかった名残惜しさを、
ギャグ漫画の浣腸に突っ込む、
そのくらいのエクスカリバー持って、
生きてゆく。

(ああ〜、もう全っ然分からねえ。)


自由詩 ギャグめく仏塔 Copyright ぽこぽこへッへ 2010-03-31 13:40:54
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