丑満の日だまり
鵜飼千代子

            泣いてしまったから
            終電 途中下車したよね

            大切な人だから わたし
            あなた 無茶なんかしない

            丑満の公園で
            ひざで寝息たててた

            髪 なでてくれた
            日だまりみたいだった

            ありがとう
            ちゃんと タクシー乗せてくれて


            おやすみ


            もうすぐ 朝が
            来る




          1997.08.12  YIB01036  Tamami Moegi.      
          初出 NIFTY SERVE


自由詩 丑満の日だまり Copyright 鵜飼千代子 2010-01-23 02:55:28
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