真昼の軌跡、描いて
たりぽん(大理 奔)

木漏れ日を、流星だと言う
夜空だけのものではないよと
青空に引く、軌跡を追い
それはいつのまにか笑顔に重なる

視線
漏れ出した輝きは燃え尽きる星じゃない
鍵盤を叩いたときにできる段差が音ではないように
輝きは星じゃなく
音楽のように届いた
その軌跡を僕の地図にする

あなたが僕の中からあふれ出す
それは木漏れ日
それは流星

暖かな道程に激しいきせき残して
それでもそらに描いてみたい
見上げるそら

あなたの見上げるそら



自由詩 真昼の軌跡、描いて Copyright たりぽん(大理 奔) 2008-06-26 00:37:31
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