がむしゃらに生きて
あおば

                000624


がんもどきと名付けて
昔は肉食を避けたとか
修羅の道を歩む人は
柳生の郷で忍びを習い
ラビリンスを解きほぐし
逃げた妻子を惨殺し
生き恥晒して落ち延びる
北はロシアのベルホヤンスク
天に光なく凍るもの流れゆく






初出 
「みゅう」投稿掲示板、2000/06/24


自由詩 がむしゃらに生きて Copyright あおば 2008-03-10 12:36:00
notebook Home 戻る  過去 未来