ポエトリーリーディングを、する。
自殺者のはなし。
自殺者は絶望している(仮定)。
自殺者は絶望することができる。
自殺者は絶望したから自殺した(仮定)。
=自殺の原因は絶望したからである(仮定)。
問題1 絶望 は、行為である か?
絶望―ばう 0 【絶望】
(名)スル
すっかり望みをなくすこと。希望を失うこと。
「自分の才能に―する」
(大辞林 第二版)
希望 を 失うこと
の、前提として
過去には希望があった。
希望を失うこと があった。
かつて希望があったがゆえに絶望する。
絶望したがゆえに死亡する。
自殺者はかつての希望と心中する?
自殺者のはなし・終
わたしは自殺をしたことがないから終わる。
自殺者の心象をサンプル化する方法はいまだ見つかっていない。
だからこのことについて事実を話すことはできない。
あまりにも具体性を欠くのだ。
しかし
ポエトリーリーディングは具体性を欠いている。
にもかかわらず、ポエトリーリーディングをすることができ(る/るだろう/た)。
まず、絶望できれば(必要条件)。
(
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=145538)
時間
がもしもリニアなものだとすれば。すればだが。
いやそう感じている限りはそう取り扱おう。
は、過ぎる。
したがって、行為(たとえば、ポエトリーリーディング-する)瞬間も、過ぎる。
ポエトリーリーディング は、 過去になる。
何度も何度も過去になる。
詩文が綴られた紙のように、何度も何度も過去になり続ける。
(ex.小過去/中過去/大過去////////////)
このことは音声をデータとして記録できるようになってからより明示的になった。
しかし それがわたしたちをデータとして扱えるということでは(必ずしも)ない
ということは留意されたし。
ポエトリーリーディング は瞬間である が、
瞬間 をゼロ地点として設定する が、
わたしたちは現在にしか生きられない。
ゆえに、もしもあなたがポエトリーリーディングをするなら、
ポエトリーリーディングはただ現在でしかない。
問題2 ポエトリーリーディングは時間軸上で点であるか線分であるか?
回答・谷さんの場合。
線分は点の集合であるように見えるが、
理論上の点を集合しても線分にはならない。
ただし我々はマクロの点を見ることは出来ないので
しかたなく 点を拡大する。
あのとき と あのとき と あのとき を繋ぎ合わせると
あのころ になる。
ポエトリーリーディングをしていた時間 は
あのとき と あのころ の中間のサイズを持っている。
時間は永遠に線分にはなれないまま瞬間として私たちの中に保存される。
それをいいように繋ぎあわせて過去を形成する。
あのとき
聞いた音が
あのころ
の言葉になるのだ
例えば。そういう感じ。
かつての仮定。
自殺者はかつての希望と心中する。
(失われたものは
二度と戻ってこない
の
かな?)
問題3 詩に時間は存在するのか?
問題4 詩に時間は必要なのか?
問題5 詩に時間がなかったとしたら、絶望の瞬間だけを封じ込めるのか?
問題6 詩が絶望の瞬間だけを封じ込むことができれば、
何度でもその先の希望を見ることができる
の
かな?
仮に、そうだとして、
仮に、だけれどね、まだ
そうだとするなら、
ポエトリーリーディングを、する。
絶望して から。
絶望した 瞬間を、する、ならば、
ポエトリーリーディング は、
絶望から希望までの 理論上の点として
わたしたちの前にあらわれる。
行為として、ではなく、
現象として。
(つづく。)