いつものいつもの、いくつもの、ひとつの、
石川和広

ことばは

見ず

寄らず

逆立ちせず


ことばは



壊す

すべて

危険がある



から

りゆう

りゅう



ように

のびあがって消える

なぞ

など

ないの、お


ある

ものは

積み重なった

どしゃ

ながれ

かかる

はねる

みんみん

みんな

ことばは

なに





でもある

もも

でもある

はねつける

たしかめる

こっぷ

さわる

とって

にぎる

もちあげる

いくせんの

ほしの

しょうめつの

めいめつの

いっしゅん

あふれる

あふれそうになる

おどろく

じょうしょうする

くちびるまで

あと少し

りんごじゅーす

のめる仮名?


いきていれ

いきていて

生きている


その時来る




「おまえ
生きているだけ
威張るな、イバル ナ、イバ ルナ
イ バルナ















いつもどうりのへや
一口飲んだ すずしいノドの

あまずっぱい
りんごジュースの声か、さっきの

すっぱくて

あまくて

飲めていた


ことば


自由詩 いつものいつもの、いくつもの、ひとつの、 Copyright 石川和広 2004-06-13 21:41:53
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