連休
北大路京介

せっかくの連休も 僕は家に独り
遊びに出る お金もないし テレビの前で寝転がる

僕の愛しいサトミちゃんは 男と旅に出るんだって
日帰りではないみたいだから なにもないわけはないな

いつか 太陽より明るい月が昇らないかな

夜の暗さに怯える僕を照らしてくれるなら
救われそうなのに



せっかくの お天気も 僕は家に独り
親友は恋人ができて 僕と遊んでくれない

心が満たされるような楽しいことはないかと
いろいろと考えてみれど 深く ため息つくばかり

いつか 氷よりも冷たい雨が降り注がないかな

苦い幻想に 震える僕を覚ましてくれるなら
癒やされそうなのに


星のない夜空に吸い込まれたいな
地球ごと全てを飲み込んでくれないか


いつか 太陽より明るい月が昇らないかな

夜の暗さに怯える僕を照らしてくれるなら
救われそうなのに 
救われそうなのに


自由詩 連休 Copyright 北大路京介 2007-06-17 20:49:52
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