午前4時
青色銀河団

透明なベッドをぬけだし
格子硝子の窓の隙から
そっと外に腕を差し出せば
つめたい風に吹かれ
植物のゆめとなって
旅をつづけるわたしは
そのまま尖りはじめた
伽藍のそらへつづいていく


 夜明けの
 こころに
 そっと寄りそう
 花びらのように

―それは
 真赤な灰だから美しいのだろうか



あさの接吻に
とらえられてしまったわたしは
痛ましい生贄になるしか
なかった



そして
千の極彩色の蝶が
いっせいに飛びたてば
そこはもう
つめたさに光る
あおぞらなのです


未詩・独白 午前4時 Copyright 青色銀河団 2007-05-22 00:39:20
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