「 見世物。 」
PULL.







穴を開けて、
愉しんでいる。
穴の向こうには、
ぼくの目を見て愉しむきみ。
相思相愛って奴だね。
セックスしよう。
淫らになろう。
誤解でも曲解でも、
好きにして。
きみは清ましたふりしてる。
けど、
みんな少しずつ変態で、
感じるところも、
違う。
剥き出しのそれを、
目に押し付けて、
それが好き、
そうされるのが好き。
堪らなくなったら搾り取って、
捨ててくれ。
そうされるのも好き。
ねじくれてるそれを引っ張って、
清く正しくまっすぐに、
きみはそれが好き。
変態だ。
とっても変態だね。
きみがどれだけ正しいか、
見せてあげればいいよ。












           了。



自由詩 「 見世物。 」 Copyright PULL. 2007-03-14 13:29:29
notebook Home 戻る  過去 未来