詩を書く/足立らどみ
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 洗貝新 

例えば目の前にあるボールペンだって視点を変えれば詩にもなります。
ボールペンを発明した人間のこと。
ボールペンを使ってリセットボタンを押した奴。
憎しみからボールペンで人の眼を刺した奴。
ボールペンひとつで仕事を放棄した人たち。
非日常の題材はそこら中に転がっている。と、
無責任に言い放ってみますよ。わたしです。


- るるりら 
私も 山に登って風を感じてみたいので、また 詩を書こうと、しています。
- 田中宏輔 
- 室町 礼 
- 道草次郎 
- 降墨睨白島/腰国改修 
シェルターって時々必要なのかしら。それと、詩を書くこと、というと考えたのですが『詩を書くこと』は『詩を書くこと』となるんですよね、どうも、そんな気持ちが抜けませんよ。
 
作者より:
アラ氏へ
苦しみの先のインクをすい万年筆も歌いますので
ボールペンが踊りだすことは良くわかりますけど
卓上で音のない乱舞を観ている人の悲しみを
僕は言葉にしたいだけなのですよ

るるりらさん
ご無沙汰してます。るるりらさんには何度も何度も
助けてもらって、返す言葉もなくて時が過ぎました
いつもありがとうございます。

降墨睨白島(furusumi geihakutou)さん
はい!そうなのですよ。詩読み人の私の書くログは、
詩ではなくて詩へのオマージュなのですね。例えば、
谷川雁は左翼だから読まない人もいるのかもですが、
政治的な理由で、良い作品に触れないのは勿体ない。

「東京へゆくな」
谷川雁

ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい

なきはらすきこりの娘は
岩のピアノにむかい
新しい国のうたを立ちのぼらせよ

つまずき こみあげる鉄道のはて
ほしよりもしずかな草刈場で
虚無のからすを追いはらえ

あさはこわれやすいがらすだから
東京へゆくな ふるさとを創れ

おれたちのしりをひやす苔の客間に
船乗り 百姓 旋盤工 抗夫をまねけ
かぞえきれぬ恥辱 ひとつの眼つき
それこそ羊歯でかくされたこの世の首府

駈けてゆくひずめの内側なのだ

*

私の歯磨きの歌として利用しているこの作品なんて
意識した思想のことよりも躊躇いなく琴線を鳴らし
痛々しすぎて歯茎から血をドバドバ流さないか心配

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