詩を書く
足立らどみ


ふだん詩を書かない私は

小さく生きてきたからか

大きなこと言いたかった
 
詩を読み書きする必要もないほど

威張り散らして人影で冷や汗かいて

部屋でドラマをみて涙をながしたり

ジムでパンプアップすれば良いのに
 
山に登って新しい風を感じたかった

生きるためのルール化した単純作業

いつまで経っても昇格もしない日常

精神ばかりが深化してしまう沈黙
 
出来上がった商品と日々の生活を

はっきりと区別したいだけのことを

「詩」と称して ここに 置く
 
 
 
 

2025.09.07


自由詩 詩を書く Copyright 足立らどみ 2025-09-07 23:53:20
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