作者より:
アラガイソフトバンクさん、ではなく、アラガイsさん、おはようございます。
わたしにとっては、アラガイ孫さん、ではなくソフトバンクさんのコメントのほうが、超難解フォークスです。フォークボールのようにきゅっと落ちて、わたしのバットはかすりそうもありません。そこでバットを厚くする必要があるため、やむをえず木の棒にワニの皮をまいた次第です。いまでは皮がなじみ、だいぶええ感じで、ダイエーです。ありがとうございます。この鰐皮バットで政党をたてて、りっぱな国を興すよう天命を受け、素振りすること数千年。いまでは木の棒と皮がすっかり一体化し、希望の河となって、国土をうるおしております。わたくしめは希望と鰐皮を結びつけた大つくり主として、縁結びの神とたたえられれ、人々に崇められるようになりました。いまでは、大地には希望があふれ、鰐皮がその表土を覆い、あらゆる艱難辛苦から大地をまもる強固な防護シートとなっております。ここにいたりまして、孫さんも苦学の末、鰐に通じてこそ世界を席巻できると思いいたり、「通ワニ」着目したけっか、通話における業界、すなわちテレフォン業界で大きな成功をおさめることができたわけであります。いまとなっては、あらゆるところに「通ワニ」の電波がはりめぐらされ、ホワイトカラーのソフトバンクに支配された若者たちは、ホワイト案件といううたい文句におどらされて、楽に稼げる仕事へ安易にとびついたけっか、通話口から強盗殺人を命じられて、なすがままに罪を犯し、いちど噛み付かれたその悪の通話口から永久にぬけだせなくなるという悲惨な末路をたどるようになりました。これは決してソフトバンクが悪いわけではなく、「通話に」ワニが潜んでいることを見抜けなくなってしまった世の成熟振りにこそ罪の原因があるのです。それほどまでに「ワニ」と「通話」との縁結びを強固にしてしまった大国主命であるわたしにこそ、罪があるといえるのです。孫さんなにソンな罪はありません。そこでわたしくは、どうしてこんな世になってしまったのか、悶々と悩み苦しみ、悔恨にのたうちまわり、そのうちすっかりデスロールにあけくれるような自問自答の繰り返しを日夜送り続けた結果、「我が国の政治には参加しない」と決意し、ついには国をゆずりわたした次第です。そうしてわたしは、希望からワニの皮を一枚、また一枚とはがしてゆき、それをわが身にまとうことで、おのれをワニの皮三昧と戒めておる次第です。
そらの珊瑚さん、ありがとうございます。