なげきなくながく/トビラ
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- atsuchan69 
- そらの珊瑚 
- 本田憲嵩 
- アラガイs 

水子の霊でも蘇ってきたのでしょうか。水子ではないか笑。タイトルからしてこの平仮名の詠に置かれた連とのエッジは遠く、語り手と君との会話は誰なのでしょうね。というわけで私は霊を想像してみたのですが、それならばもうちょい具体的な化象でも想像できればと思います。殺人に置かれた霊なのか、それとも未来から…
 
作者より:
atsuchan69さん、ポイントをありがとうございます。
そらの珊瑚さん、ポイントをありがとうございます。
本田憲嵩さん、ポイントをありがとうございます。

アラガイsさん、ありがとうございます。

水子の霊と思っていたわけではないのですが、霊は霊なんだと思います。
ただ、ふわっとしすぎていて、伝わりづらいのかもしれませんね。
特定の霊を指し示しているというつもりではないですから。

今日、「バナナ型神話」という話を知ったんですよ。
色々な地域で似たような神話や昔話があって、そのなかの一つらしいのですが、どういう話かと言うと、むかしむかし、神さまが人にバナナと石とどちらを望む?と話したところ、人はバナナを選んだ。
バナナの方がすぐに食べられるし、石はなんの役にたつのかもわからなかったから。
そこでバナナを選んだため、人はバナナのように栄えては枯れるようになった(短命になった)。
もし石を選んでいたら、不老長寿になったという話です。

日本でも似た神話があり、天孫であるニニギノミコトはイワナガヒメとコノハナサクヤヒメの二人を嫁として贈られた。
ただ、姉のイワナガヒメの方は醜かったので、送り返した。
姉のイワナガヒメには天孫が岩のように永遠になるため、妹のコノハナサクヤヒメには天孫が花のように栄えるためという思いが込められていた。
それで、姉を送り返したため、天孫は短命になった。

そういう話を今朝知りまして。
バナナと石ならバナナを選びたくなるだろうし、美しい妹の方を寵愛したくなる気持ちもわかる気もします。
ただ価値がよくわからない、本当は価値のあるものもこの世にはあって、そういうのにも気づけたらいいなって思いますね。

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