骨のすべて/室町
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 

いいねえ。骨骨火葬場。案内係の隠亡さん。陰謀、淫棒、本因坊、なんちゃって
今どきの若い人たちにはわかんねーだろうな。金魚がいいね。骨のマヤはちょっとシュール。彼女と重なってくる上手い操作です。またあとでじっくりと味わわせてもらいます。


で、少し調べてみたのですが、舌骨とは四肢動物に於いては魚類の鰓弓構造に由来する骨なのですね。鰓弓なんて直ぐに漢字には変換できなかったです。咽頭弓ともいう。何故に弓なのかと云えばU字形をしていて弓にみえたからでしょうか? 金魚は舌骨を枕元に眠っていた。納得しました。
この詩はテクストから入らなければ骨骨骨のようにと、ただの変な詩です。
テクスト?そんなものは必要ねえ阿呆か、とおっしゃるかも知れないですね。いいえ、これはテクストを意識しなければ八割方そのよさは受け取れません。ですからたいへんではありますが、痴情に深い読み方をわたくしなりにしてみては曇る眼鏡ふきふき眠気に疲れるのを我慢して書いているのよ、あなた様に。
何故ならば前段に置かれてあるのは文化的歴史的背景があるからです。なので中国は紀元前1300年前の殷王朝の時代、その漢字の原形形態として生まれた甲骨文字まで含めて読み取らなければならないからですね。(…ぷ、なんと阿呆なことか)笑ってますね。しかし、骨のように~骨のような~とに表現された呪文のような直喩を鑑みれば、その骨に記された文字のことは占いとして(喩えとしても)機能的に用いられたからでもありましょう。このことは全体を覆う非常に重要なテーマに関係してきます。そのことが前段から終わりにかけてつながってみえてくるからです。つまり人間の文化的知識これはモノ作りから漢字を経由した言葉の読み書きかき(詩)の今日に至るまで、この骨という組織が人類にとって重要な役割を果たしてきた。そして金魚は眠るよどこまでも。いや~枕元に眠っていた。でしたね。この比喩表現はズバリ、擬人化なのであります。それは人類が哺乳類として陸に上がる以前、大昔の赤い魚くん(金魚)は鰓呼吸をしながら夢をみていた。いまは鱗を纏う魚類と呼ばれこんな姿をしているわたし(作者)も、ずっとずっと先の未来はきっと知能が発達して言葉を話し文字までもを書くようになるだろうと……  缶(完)


---2023/09/06 11:53追記---
- atsuchan69 
- ただのみきや 
- 本田憲嵩 
- ルルカ new 
- wc 
声にならないです。
ありがとうございました
-  
 
作者より:
アラガイsさま
拙作に丁寧なコメントをいただきありがとうございます。
それだけで感謝です。
最近のアラガイsさんの詩を見ているとねおれも
あたまの中を大掃除して一から発想を転換したもの書かないと
どうにもならんぞと思いましてね。でも表層を撫でるだけの
薄っぺらい詩しかできませんでした。涙。

atsuchan69さま

ただのみきやさま

お読みいただきありがとうございます。 

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