雲の披露宴Ⅱ/菊西 夕座
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ryinx 
- 朧月夜 
- 松岡宮 
大空の風景が浮かびます
- ひだかたけし 
初読、印象インパクトにて
見事に創造する力動の核を突いている と、僕には想えます。
- アラガイs 

アノ時代の儚さよ。独楽といえば二色の独楽。井上陽水の初期の楽曲ですか、雲を見て独楽を連想できるとはアノ時代のお人でしょうね。白い花嫁衣装が揺れる。パリは濡れる恋人たちの街角。こんなタイトルの後付けもシャガールの夢が夏空の祝祭を覆いますね。僕の好きな絵柄で安い印刷物を壁に掛けてますよ、と思いきや、この作者は菊西有罪確信犯なのですぞ。ただでは起きないお人は人吉橋。式は式でもお葬式。恋人の彼は政府のエージェンシー。常に鞄を下げては黒メガネで待機しているお仕事の人。。だったのですね。儚くも、空は割け黒い雲立ち上がり、その麗しき花嫁衣装も一瞬のうちに、灰燼の露と消えてしまうのであった。ぺぺんがペンと

---2023/09/03 22:06追記---
- wc 
 
作者より:
みなさん、ありがとうございました。

松岡宮さん。
ナメクジも空に溶けました。細かい微かな動きのほうが読まれた方の頭に浮かぶかなと思ったのですが、大空の風景が浮かばれたようで、思ってもない収穫でした。

ひだかたけしさん。
力強いお言葉をいただけて、とても心に響きました。私のほうが核を突かれた、うれしい一言でした。

アラガイsさん。
そうです、アラガイ昭和さんと同じく、昭和のアノ時代の儚さなんです。どうしても古くなってしまうんですね、発想が。とはいえ、幽在確信犯ということで、転んでも死んでも起き上がり、不死身のエージェンシーとしてアラガイsさんを待ち伏せし、大入道といいますか、ダイダラボッチのようにもくもくと湧き上がってですね、シャガールの裸の絵に興奮されて元気いっぱい張り切りすぎたアラガイsさんの下半身が少しでも縮み上がるように、おどろかせればいいなと思っております。

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