何も持てなくなった日に/奥畑 梨奈枝
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 松岡宮 
なんとなく共感
- 鵜飼千代子 
背中に不穏なかさぶたがあるので真菌症ではないかと心配し病院に行ってと言ったら、「大丈夫」。

わたしに移るから治して‼と声を荒らげたら「わかりました」というけれど行かないしわかっていない。

この詩を読んで、誰も足の指を舐めないからほおっている水虫が背中にまで来たと受け止めて煩く言っていた「病院に行け‼」は、白癬菌ではなくストレスによる掻き毟りかもしれませんね。それにより、トビヒ(伝染性膿痂疹)になっていることも考えられます。「ストレスによる掻き毟り」の原因についても考えてしまいました。こちらのケースでは、「自分の裁量で済まないものが内に居るのが掻き毟りの原因のストレス」なのだと思います。

どうなんでしょ。前向きな考え方は暑苦しいだけで、成らない生き方を過ごしながら付き合ってくれる相手が、冷やかし人生の好い肴なのでしょうか。似たケースが身近にあったので少し踏み込んでしまいました。


---2015/04/19 05:15追記---
- そらの珊瑚 
 
作者より:
松岡宮さん
感想ありがとうございます。

鵜飼千代子さん 
踏み込んで来られるとは思ってもいませんでした。
が、少しうれしいです。
僕は、昔から(3歳頃から)
イライラすると尻が痒くなり、
出血するまで皮膚を掻き毟る癖があって、
何度皮膚科に行って診てもらっても、
「原因不明なので、痒み止めを出しますね」
で終わりでした。(病院を変えても)
医者を信じられなくなり、
家族からうるさく言われても
皮膚科へ行くのはもうやめました。
それで最近思ったのが、
ストレスによる掻き毟りなのかなということです。
肌の傷は、見た人を不安にさせたり、
不快にさせると思います。
しかし、その傷を持つ本人は、
そのことを誰よりもわかってるんですよね。
僕もそうで、誰かと銭湯や温泉に行くことや、
好きになった人とセックスすることが、
裸になることがとても怖いです。
相談したところで、いつも返ってくる言葉は
「引っ掻かんように努力しろ」「病院に行け」
「大丈夫?」「困ったなあ」では
誰にも相談できませんしね。
僕が詩を書く、最大の理由の一つは、
他人同士の言葉による分かり合えなさです。
この掻き毟りは、
僕が感じる分かり合えなさの象徴なんですよね。
情けなく惨めですけど。

そらの珊瑚さん
ポイントありがとうございます。

ねむのきさん 
文体を褒められたのは初めてなので嬉しいです。
これからも精進したいと思います。

ukiさん
読んでくださりありがとうございます! 

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