動乱(真夜中にこそ放たれる)/ホロウ・シカエルボク
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 
潮の香りが眠気を覚まさせる。息を吸い込みたくなるからだ。欠伸と共に背もたれを深くした。画面に打ち終えると冷えた炭酸を取り出してグラスに注ぐ。飲みかけのブランデーを少し薄く冷やすためにさ。海岸線に沿って、底のない稜線を這うように黄金虫の灯りが点滅をくり返している。レースのカーテンが大きく揺れる。砕いた砂粒を引きずりながら白波は還す。漆黒に架かる巨大な雲。そうさ、七階の窓から見るダイヤモンドヘッドが俺を歓迎してるのさ。熱海なんかじゃないぜ。 この軽やかな風が夜中になれば湿った肌を乾かせるだろう。では友よ、 アロハ!…………常夏の島…………S,ホロウより MR.アラガイへ



 
作者より:
アラガイさん … たいへんだ、アラガイさんがムラカミリューの病にかかった!

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