うつわ しずく/木立 悟
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 陽向 
- アラガイs 

例えば達磨大師のように暗い洞窟の壁を見つめては無常の層に文字を描く。座した膝元には素焼きの器がひとつ添えてあるだけです。もちろん描くのは大師のあたまの中に敷き詰めた和紙の上にですが、それを後ろからじっと眺める弟子たちにも、その思いは時空間を声明と伝わり文字と形象を変えて共時される。長年苦学を供にした者だけが感受できる、あ、うん、沈黙を文字として享受できる形象なき間(魔)の言葉ですね。。そんな扉に閉じ込められた筆者が暗闇の奥から待ち続けるものはただ一点 、わずかな隙間から差し込めてくる七色の帯、頭上を降りしきる幽かな層の囁きでしょうか 。





- ただのみきや 
- 山本元也 
- 砂木 

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