雨の表紙/木立 悟
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- あおば 
- 山本元也 
- 梅昆布茶 
- 椎名 
- オダ カズヒコ 
「小さな不和に花があふれ
 坂を下り
 石の村に着き
 石を流す」

「小さな不和に花があふれ」という。
本当の人間社会ていうのはこのメタファーが表すようなもの
で、当事者意識と傍観者としての意識。両方の目で世界を捉
えていくと本当のことが、明らかになっていくという感じ。
言葉の意味の隠しかたや出し方が絶妙で、クオリティが高く
且つハイセンスな作品だと感じました。

- アラガイs 
物語に注ぐ雨音。普段は緩やかな水の流れも大雨には一気に土砂もろとも地形を変えてしまう。繰り返し侵食されながらもそこに住み着く人々の歴史は絶え間なく続くわけです。影絵の淵を飾る斜線。幕の裏側から覗き込めば緩急に流れ落ちる、それは木立ち打つ雨の旋律でしょうか。紙一重の辺りで命をつなぎ留めた櫂。雨音に消された震符のイメージが見えてくるようです。


- すずき のりこ 
- 砂木 
- るるりら 

戻る Home
コメント更新ログ