初雪/そらの珊瑚
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- Lucy 
「友達 死んだ」の二語文で、肩のかなへびが作り物ではなかったことを知らさせる。
疑問符を覚えても言葉と言葉の隙間を埋めようとしないのは、少年に言語障害があるからでしょうか?
砂場に落ちた砂粒のように連結されないまま背景になっていくのは、さびれた公園を通り抜けていく人々でもあるのでしょう。
謎めいた少年と私の関係もまた連結されないまま、
「見慣れた日常は背景になっていく」という指摘に、
はっと胸をつかれました。
なにも知らず、また知ろうとも思わずに、
気にもとめずに見過ごしていく「背景」のなかに、たくさんの「知らないこと」がある・・
という驚きに。
- 夏美かをる 
幻想的な世界ですね。
カナヘビだったり雪だったり、枯れ葉だったり、彼氏の手だったり、鳥のフンだったり、或いはフケだったり…人はなにかしらを肩に載せながら、先を急ぐために近道をする習性があるのかもしれませんね。
- ichirou 
- ただのみきや 
 わたしはこの詩がとても好きです。
 全体に素晴らしいと思いますが、特い幾つかの箇所
 
 かなへび
 言葉と言葉のすきま間を埋めようとしない
 居場所とはそういうもの
 本物と作り物との間でつり合いをとる

 自分の内から何かを掘り起すキーワードのようでした。
- 空丸ゆらぎ 
- 梅昆布茶 
- コバーン 
- 北大路京介 
- 芦沢 恵 
- 殿上 童 
- たま 
こんなふうに初雪を詠った詩に出会ったのは初めてです。
イメージが深いといえばそれまでですが、それだけではないことをどう表現するか?
これはもう、そらの珊瑚という名で表現するしかないだろう・・。
- 泡沫恋歌 
初雪のイメージから大きく逸脱しているようで
実は本質を突いているのは、

絶賛! 珊瑚クオリティー!!
- 壮佑 
- tamami 
- 石田とわ 
 
作者より:
およみいただいた皆様、ポイントいただいた皆様、ありがとうございました!

笹峰霧子さん 息子がかなへび飼っていたことがあって、でかけるときも肩に乗せていってたんですよ。おとなしいし、すごくなつくんです。

松岡真弓さん 深い洞察力と分析にあらためて自分がいいたかったことを浮き彫りにさせていただきました。感謝です。これは記憶をたよりに描いたフィクションですのでモデルはいないのですが、助詞を獲得する前の名詞だけで成り立っていた世界とでもいうのでしょうか、かつての私にもそういう時代はあったわけだし、そのような子を描いてみました。

夏美かをるさん 肩ってそう考えると不思議な場所ですね。肩を組んだりってよほどのことがないかぎりシラフではできそうもないし。

ただのみきやさん 好きといっていただけて、また何か感じていただけたこと大変嬉しく思います。

たまさん 私ではなくてそらの珊瑚というもうひとりの人が書いているのかも。

泡沫恋歌さん 書いているうちに逸脱するのは私の悪いくせでして、それをどうまとめるのか四苦八苦してます。でもそんなふうに言っていただけてほっとしてます。


---2013/12/05 15:26追記---

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