作者より:
ここで問うてみたかったのは、内容ではありません。何故、広くそう(生命至上)と思っているかです。そう言われるためには(生命)が何と言われるものであるか、考えなくてはなりません。(死)がどういうものか考えられていなくてはなりません。一見、普遍に思える価値→生命も戦争中は十銭五厘(?)菊の御紋の小銃より軽いと言われ、脳死が死かと言われ、未だ優生保護法あれど胎児は卵子は、人は何処までが生命かとか…堕胎は尊属殺人ではないのか、とかまったく、価値としてみるならば命とて相対的な価値でしかなかった事実があります。
しからば価値の側からではなく構造と形式の側からまず問うしかないのてす。
最初に問いたかったのは生きて在るとは、生存だけを言うのか?と。生きて在る、正確には、この生命とは、何を言うのか?
それだけです。