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 写真が嫌いだ。風景写真は好きだが人間が写り込んでいる写真が大嫌いだしじぶんが写り込んでいようものならその写真を処分するためにおまえの妹の身柄を確保して交換条件にしたいぐらいに嫌いだ。思い出は必要 .... からっぽの川に背中と角が見え

致死量の置き絵またの名を個展

扇子に隠れる微笑と極北の流刑地

痩せ細る身で貫く廊下のスープ冷える

見たことあるよこの火事このあと親が死ぬんだ

 ....
心臓の音が滞空時間を刻む

私園の片隅から色とりどりの風船湧く

にまいばのあいだとおってかえって、風

疲れて電極みたいってことを壊して伝える

飴煮えて逃げる兄弟のつめたい息

 ....
降り抜けば雨も積んでやろう

家々々から人々々がゞゞゞゞゞゞ

鵜が羽ばたきをやめ虚空を見つめていた

仮の名は嬲ってあるためよく見えない

雑草に甲羅を着せて森語らず

俎上にい ....
霧は清潔なからだ軟骨もある

暗い方が地下、もっと地下は米洗う場所

湯とまぐわう男カーテン開けたまま

染め返す胸もなくただ夕焼け見る

双子明確に分かれる五十歳の日記

王家の ....
やすらぎホームに行くバスさみしい道路にしていく

夜が攻めてくる日を嘘で塗り固める

屋根の上はいつも空もう窓を開けない

餅飛び去る洋上いまさら焼け始め

裾から施設がはみ出てうずく ....
鬱蒼と茂るポシェットの中身と紐で繋がる

天秤を常に傾ける神だのみ

朝令嬢の笑顔見た窓から銃が引っ込む

信者といた部屋蒸し上がって襖ひらく

虫の色捨て切れず這い回る宿主

シ ....
かたいあるじと手をつなぐ空の犬小屋まで

浅い海で輪ゴム飛ばしあう劣化して

青空を刺し上げる丘だ隠れようがない

愛した子に顔を傾けくすぶる藁

コップに入れて置いてある妹の色水
 ....
切り貼りの貼りの部分でくたばる依代

喉から手が出るほど近い火星

葉脈から抜いた腕どっちの青だ

別れ話の窓辺に砂州が現れ始めていた

鞠のような雲、雲のような都で落ち合う

鳥 ....
組み立てるまできっと無人の車椅子

風向きと分かり合うつま先崖までおびき出され

仮設のもの以外は道みな横たわり

カンガルーはねとばしずれるオーストラリア

虫逃がした窓思いっきり閉 ....
王の背に加湿器らしき立方体

日没を焼き付けて鮭の腹を裂く

これがメッセージ草原にひとつスパナを残し

絶唱に撃たれ反り返る背骨星を包む

少なくとも自失の空へはお迎えできない

 ....
数千万の草ばかり残る

都市の端くれとして煉瓦を投げつけ一日疲れた腕

死にもの狂いのもの見ずもの忌み

入ってくる遠のいてゆく窓、窓しめて

実家の実写ねじたフィルムにあとあかり
 ....
幼芽杳として育つ樹海は母

不穏な沐浴美女の背に文字かすむ国へ

観客の涙を誘いつつ植樹

あきらめて針山へ川つくるべく

電球ばらまく飛行船ひっつかんで投函

正気のサボテン連ね ....
その公園では立ち枯れて百年の昔

霞む象 連れ去られていくのはわたし

焼けたトーストごと母の血を噛む

軒しつらえる無数のケーブル吐く氷塊へ

太字五本線農道脇で息する場所

焼 ....
指伸びるあくまで体の一部として

家賃の上に成り立つ少年おもちゃにし

見知らぬマント誰だ父ではない

石油に濡れた手近所をかたっぱしからはたく

煙や土間の無色夢に見なおも横切り
 ....
板突然鏡になり通夜飲み込む

星座を煮る鍋の古さが目にしみる

丘陵で鉄分とりあうあの頃のぼくと

カーブ艶やかなるを組体操がごみの山

疾き馬の毛並み越えかねる朝日

氷解けるご ....
明るくほつれだす端切れ黄泉と見脚部見え

天地間の空室 粒子でチェックアウト

らんたんを提げてまったくあかるい袖

分離帯へ病みかかる木の電飾であるく

花畑を下りた河口でみおくる油 ....
灯台は角 もたげた岬から石化

焼けたお守りから随分と尖った針

スカーフの死に場所まれに男の首

崖に印字ありいずれ閉じるつもりだろう

腰に鉄の装飾巨大磁石迫る

偽造する季節 ....
縦に長い城が見え対岸であり草を刈る

拇印舐めるひとさしゆびはおかあさん

天井のゴム跡とがる
日に日に ねむるごとに

木陰から飛んで弾む砂地永遠にも似て

窓向こうは逆風 数年前 ....
木に留まりすべてまっさかさまにする

砂漠のぬしが栞としてのしかかる目覚め

謝肉祭見守る憂いの氷塊群

後ろ暗いと許されぬ林轟然と青く

堤防で祖父颯爽と小さじをかざす

陥落し ....
森の奥に山あり月あり着陸す

出口しか知らぬと支配人は言う

影の頭の部分からちょうど支流になる

入っておいで 水深百メートルの風呂に

金槌に前科を付けてお返しする

流れ星見 ....
わたしは/塩を/買ってきて、
わたしは/塩を/埋めるのに、
腐敗しない、
土をひらく、
性の目覚め。
母の手紙。
そして接着。
比喩の限界。
泥を蹴って──
わたしは去って──
毛 ....
落札!
高らかな宣言とともに成響くハンマァの音
砕かれる落札者の商品

海に灰を撒くなんて穏やかじゃないね
豪華クルーザーの乗客の声
本当は叫んでいる

薄暗い雪が降る
溺れているの ....
1.もたげる 
朝が来たのか夜が来たのか、わからないとにかく太陽が窓に貼られたらわたしは、起きなければならないわたしは。ワッペンは太陽の形をしているかワッペンは太陽の形をしていなければだめだワッペン ....
「担当の岩崎です」「はい」「どうぞ」「石川県金沢市の河北郡で」「河北郡は」「はい?」「かほく市になりましたが」「そうですか」「そうです」「どうしてですか」「合併したからではないでしょうか」「合併」「合 .... 暗い部屋が変えるものがあるとすればそれは爪を剥いだ指でなぞる土に残す跡を文字に託し力尽きるように無意味
暗室にこもってる友達を引きずって遊んでるまた別の友人に問いかけるその謎を
問えば曰く声を上げ ....
ピッピさんの黒川排除 (oldsoup)さんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポイントについて- 黒川排除 ...散文(批評 ...23+07-1-8
ドーター・グレイプ・ゴー・ラウンド- 黒川排除 ...川柳706-11-12
アルカディック・アルカディアリア- 黒川排除 ...川柳806-10-19
アンドシー- 黒川排除 ...川柳6*06-8-4
- 黒川排除 ...川柳306-7-25
フー(あらゆる)- 黒川排除 ...川柳406-7-18
征服- 黒川排除 ...川柳306-3-26
風底五目- 黒川排除 ...川柳406-3-17
火曜下垂体- 黒川排除 ...川柳306-3-10
ともだちさがし- 黒川排除 ...川柳206-2-22
青い鳥- 黒川排除 ...川柳206-2-14
閂釦- 黒川排除 ...川柳406-2-7
なんかおぼえてる- 黒川排除 ...川柳406-2-1
うそきみどり- 黒川排除 ...川柳306-1-20
密室密度- 黒川排除 ...川柳306-1-12
*- 黒川排除 ...川柳405-12-26
ここでお別れ- 黒川排除 ...川柳505-12-22
||||||||||||||||||||||||- 黒川排除 ...川柳305-12-5
コフーの古城- 黒川排除 ...川柳205-11-30
こけし他- 黒川排除 ...川柳105-11-25
- 黒川排除 ...川柳305-11-10
テリトリー- 黒川排除 ...自由詩205-11-3
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