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私の渦よ
手のひらをゆく
雲にふれるな
落葉を裂くな
くるくるまわれ
息をきらして
ぎやまんの光
おまえにやるから



私の渦よ
死にそこねた蝶よ

 ....
空はしろでした
捨て場のないしろ 冬の朝

どうも空の手すりに手が届かないのです
時の音は軽やかにエレベーターを上るのだけど

空はしろでした
揺れても泣いてもわからないしろ 空は、青か ....
(1)

ジングルベル
ジングルベル
ジングルジングルジングルジングル
しまった無限ループだ
ジングルジングルジングルジングル
テープを止めろ
はやく
ロウロウロウユアボート
ロウ ....
道路を挟んだ向かいの
コンビニの真夜中で
店員がガンジャ吸いながらそれをこなしている時間
ファミリーレストランの駐車場のボンネットでネコはねそべり
争いごとやもめ事をさけてブログたちはどんどん ....
法の不備
「どこよりも安く」
コロッケバーガーにポテト
七福神の女
エスカレーターなのに途中で歩かされる
イバラギじゃなくてイバラキ
円の動きだと回転軸は止まっている
下馬評通りの「サプ ....
死ぬときはひとりでいたい
本当にひとりで
見守るものもなく
見捨てるものもなく
星が
星の瞬きが
気づかれないうちに黒く
黒く輝くように

かなしいとか
なみだとか
そんなも ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
    人さし指と中指で
    腕についた血を軽くはさむ
    もう流れないそのかたち
    なかば閉じかけた三本の指のあいだから
    口と目のない白い髪の女のにおい
 ....
 さよならダーウィン
 僕は気づいてしまったから

 さよならルーシー
 夢の形
 
 宇宙からやってきた父
 光ワープ
 通り過ぎる星は次々と砕けた

 時間さえ追い越し
 ....
    卵を産んでいる親蜘蛛を
    卵と一緒に握りつぶして
    やさしい少女の顔をした少年
    そのままの手で夏の樹を抱く
女がクレヨンを奪って逃げた
必要のない色を奪って逃げた
生活はなにも不便にならない
箱をゆすると音がするだけだ
「生活はなにも不便にならない」
念のためフタの裏にそう書いた


 ....
(ぽとり)

点滴1本3時間

(ぽとり)

ペンとノートがあったら詩の一つでも書けそう
だけど悲しい詩になりそうだから書かない

(ぽとり)

透明なビニール容器から
半透明 ....
{引用=連作詩『右手と左手のための協奏曲』 より}

ゆるやかにま   おなじことのくりかえしのようですこしず
わりながらす   つへんかしていくいったりきたりしながら
すむゆるやか   いつ ....
その喧騒の中にあって、ミス・ブランチだけは異次元にひっそりと佇んでいる
ようだった。水槽の中で絶えずうごめいていて他のものはひたりと動くのを止
めている。彼女は金の魚ではないのに金魚という種類だ。 ....
言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
争いは銃からではなく
言葉から始まることを知らなくてはならない

言葉で武装してはならない
言葉を武器にしてはならない
言葉の扱いが ....
砂浜になぜか
まるのまま打ち上げられたりんご
いつからあるのか
りんごはなかば透き通っている


食べたらひどくだめそうなのに
僕はそれを舌にのせる
のを逐一 想像する
おいしい ....
1

イデオロギー上海サーカス
革命が落下する孤独なピエロ

メッセージ
さよならの後というのは気付かれています。

それでも、好み
それはそうではありません。利益には不幸な少量の ....
「あけみ」という女の子の話。
違うかもしれない。もしかしたら僕の話かもしれない。

あけみが僕のそばにいることに気づいたのは彼女の一周忌の夜
彼女にはとても好きなカクテルがあって
僕は供養の ....
 
みんな死ねばいいよね。アンダーグラウンド。死ねばいいよね。死ねば。
紫煙。死ねばいい。喉を刺激する、死ねばいい。伸びていく信号。
いっせいに青。死ねばいい。駆け出した街並み。走らされるもの。 ....
  メロンが食べたい
  風呂上り
  缶コーヒーは2杯飲んだ
  パイナップルでもいい
  きょうは冷える
  パソコンの文字が見にくくなって来た
  電気をつけた
  外を見たが ....
外界とを隔ててしまえたら
楽なのに
苦しくなってしまうだろうけれど
だから
出来ないことを
願うのさ

何のために大切か
いいかい
自分のため
他人のため
もう嫌になったよ
言 ....
そんな事はありません。全然義務じゃありません。
俺が惚れた女(友達の彼女)は、義務だと思っていたようです。
嫌々抱かれてたんだってさ。
へぇ( ´・ω・)ノ∩
どうでもいいです。そんな事。
 ....
深夜
血を吐きました
世界が
美しくなりました

君には秘密にしておきます

部屋の中は君の寝息でこんなにも静かなのに
テレビの中では相変わらず人が死んでいきます
閉じられたブライン ....
今日も10時25分で止まっていたデスクの時計は
秒針だけ働いていて
それには何の意味があるのか
知りたいけれど術もない

今日は木枯らしなんだろう
枯葉もビニールも
様無く飛ばして
吹 ....
俺は時計を持たない営業部員でつまり仕事ができない
もらい物の手帳に不明瞭な単語だけ書きつらねて
昼間を秋葉原で過ごし歌舞伎町に立ち寄ってとにかく帰ってくる
今日は何本のエロビデオを店に突っ込んだ ....
狂人のふりをして
俺は狂人のふりをして
街を歩かねば
負けてしまう
お前らに
お前らってお前だよお前
「お前だ!」と心の中で叫んだけどそこには誰も
世界中に氾濫しているルールは全て中止だ ....
裁ち合わせ
マヌカン仕立ての女の子に 立体裁断の恋をする

パラレルワールド
クレオパトラの鼻が低くて 北朝鮮に油田があって…

不倫
定着した光景 唯一の呼称 執着


 ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
来てしまった・・・この季節が

本屋に詩集を探しに行ったはずなのに
ホストクラブの特集の雑誌を
買って出てきてしまった

何をしてるんや、しっかりしろ
とりあえず落ち着け

ネット ....
「小林亜星」とささやいてみる。
フランス人になった気持ちで
やさしく、女をいたわるように、


コバシャセ?


「井手らっきょ」と諌めてみる。
イタリア人になったつもりで
派手な ....
ピッピさんの未詩・独白おすすめリスト(32)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そよぎ姫- 木立 悟未詩・独白406-2-16
冬々- ふく未詩・独白2*06-2-13
クリスマス即席5編- Monk未詩・独白305-12-25
全然理解できない瞬間とその意味- モリマサ ...未詩・独白15*05-12-12
バグ呼ばわり- 吉岡孝次未詩・独白5*05-11-12
僕たちはいつも独りで- いとう未詩・独白3205-11-9
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
ノート(25Y・11.10)- 木立 悟未詩・独白305-8-21
ルーシー- マッドビ ...未詩・独白405-8-18
ノート(25Y・9.19)- 木立 悟未詩・独白505-8-18
クレヨン- Monk未詩・独白23+05-5-30
やっぱり悲しい詩になってしまう- ベンジャ ...未詩・独白15*05-5-24
ボレロ- クリ未詩・独白9*05-5-21
金魚すくわれ- からふ未詩・独白1305-5-13
武装放棄- いとう未詩・独白63*05-5-9
殺伐にいたる病- フユナ未詩・独白10*05-4-25
一行短詩自動翻訳1〜6- クリ未詩・独白4*05-4-17
- いとう未詩・独白17+05-4-8
アンダーグラウンド- 渡邉建志未詩・独白4*05-3-11
詩はフレーズで読んでいる- 天野茂典未詩・独白605-2-27
毀れそうだから- 蒼木りん未詩・独白3*05-2-18
彼氏と彼女と言う関係に於いてセックスは義務か否か- 虹村 凌未詩・独白10*05-2-14
こんな夜に死んでいくのかもしれない- いとう未詩・独白2404-12-28
辞めちまいたい- 蒼木りん未詩・独白1*04-12-5
(自己紹介のかわりに)- 古溝真一 ...未詩・独白3504-11-4
狂人のふりをして- span未詩・独白304-9-21
一行短詩_(6)- クリ未詩・独白1*04-9-8
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
キラメキの季節- 木葉 揺未詩・独白7*04-8-7
豪華ボックスセットデジタルリマスター済- 石原大介未詩・独白18*04-5-2

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