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空はしろでした
捨て場のないしろ 冬の朝
どうも空の手すりに手が届かないのです
時の音は軽やかにエレベーターを上るのだけど
空はしろでした
揺れても泣いてもわからないしろ 空は、青か ....
地球が転がるのに追いつくよう
わたしはすべり台をつるり
指が焦げるスピード
わたしは銀になる
空気を回して春になるから
わたしは空と呼吸
道が氾濫してるから船を出すわ
わたしはボタンを押 ....
冬枯れのわたし
は
どうすればいいでしょうか
たしかに
花びらはまだついて
いるのだけど
見向きもされず
時間も忘れるほどにあなた
種さえ枯れて
見えない粒
触れるだけでもう
折れる準備はできて ....
フライパンに割り入れる朝
お皿に乗せるそれは
ただの目玉焼きではないのです