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家へ帰って早速チューハイを冷蔵庫からおもむろに取り出して

さて昨日の枝豆はと見るとなにやら白いものが付着している

黴の生えた人生 ふと自分のことを思う

人に期待もされず人にも ....
夢を見た 巨大なイベント会場での婚活パーティー 何故だか三人の息子達とタッグを組んでいる

現実には親父と息子が婚活で共闘するなどということは有り得ないが夢だからまあいっか

たぶん会場は本来 ....
しどけなく綻びたる君の肉体をもてあましてはまた闇に還る

届かない手紙を書いてはまた破る君に伝える夢の断片

閉じられしノートに綴る短信を誰に伝えんこの夜の深さを
華やいだ季節が過ぎて 気がつけばまた一人

一番確かなことは 誰も僕の内面を知らないってことさ
まあお互い様だけどね

君は僕と違う橋をわたる それぞれ別の国を夢見ている
行きずりに眼 ....
かつて夏の日に幾千万の蝉たちが空へかえった 
その日の灼熱はすべてを焼き尽くした 八月の焦土

大きな鳥の影が空を覆いポトリと卵を落とした
破壊と悲惨の卵 子供たちを奪い去った卵

何の大 ....
流しにうず高く洗われぬまま放置された食器
とりあえず洗濯はするのだが部屋干しのまま畳まれることはない
読まない新聞が玄関に散乱している

居間の一角は得体の知れない整理しかけの古本がうず高い
 ....
その鳥には名前が無い 永く忘れていたのかも知れない

その馬には乗り手がいない あまりに荒々しいから

その石には角が無い ずっと転がってきたから

僕は銀河の鳥の名前を知りたかった
 ....
ショッピングモールの雑踏にきみの面影ほのかにうかぶ

ラヴェルのボレロを聴きながらこの日常の主題をおもう

奥田民生の描く自由とさすらいそれを模範に生きてみたい

彼女にみたててもらった ....
しょーこ姉さんとショッピングモールへ行く
彼女の誕生日プレゼントを買いにそいでもってお昼にパスタでも食べようかって

姉さんといっても年下だが今年はダイエットするんだそうな
ジョギング ウオー ....
風が身の幅を寄せて悲しみを吹き渡る

蒼白な月はちょっと捻じれて孤独をうたう

僕たちは崖っぷちを降りたらしばらく水平を保って喀血する

航路を失った船は喪失を柔らかく受け止めて輝き

 ....
海馬が海を欲しがる
海馬が馬を欲しがる
僕は君を欲しがる
非常に脈絡がないが整合しているさ
君の内臓を貫いて心臓へ達する
もちろん致命傷だ
それが僕の返礼
海馬は賢いんだから
海馬は透 ....
仄かに月は翳りようよう薄明が始まろう
短縮された歴史はこの一点に凝縮する
ストレンジデイ 僕は 獣になっていた
フロイトに精神分析されている夢をみる
そう僕の中の彼女を苦しめてはいけない
僕 ....
僕は今日は怒ってないがいつか拳振り上げて立ち上がろうと思っているんだ

何にって 僕にもよくわからないんだが 何か僕に巣喰う不条理とか

それは俺がお袋の熱いあそこからうまれた証なんだ

 ....
きみのゆかた姿が見たくって 誘った夏の金魚花火 まつりの雑踏の中に 大好きなきみのうなじ

手と手をつないでぶらぶら歩く でも知ってるんだ きみが想いをよせてるひとは俺じゃないって

いとしの ....
幼い子供達とはあまり遊んだことがなかった 家のローンがのしかかっていた

人生でもっとも不要なもののために 一番大切なものをないがしろにしていた

時代の風は遥か家族の上空を吹き過ぎて行ったさ ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物

それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ

オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく

生命の慈し ....
銀月夜の人魚

ほろほろとほろほろと波打ち際で泣いていた 人魚は何が哀しくて 月夜の浜でひそやかに

恋の痛みもありましょう 生きる辛さもありましょう こっそり夜風に伝えましょう

誰に涙 ....
上野発の夜行列車に乗り遅れた時から 不忍池のベンチで夜を明かした ホームレスの気分
元カノから会いたいという連絡あり やけ棒杭はいまさら火がつくのだろうか

かつては大好きだったのに冷めてしまう ....
朝ぼらけ冴えない頭であくびしてああ今日も生きてる息吸ってるさ

あの恋は何処へゆくやら目玉焼き作りながらも考えているボケ

ブーゲンビリアの咲くように南の島で暮らしたい朝

魚の眠 ....
山の入り口からただ一つの一軒家を過ごして笹の攻める狭い道をゆく
獣でさえ通いそうなこの道で行く末を想う

知り合いはいない ただ一人 風はやや強いがしのげるほどだ

もう末もない人間が何を想 ....
羊をたくさんたくさん数えたさ 本も一部屋分読んだ 煙草も辺りが煙る程吸ったさ
だけど今夜は眠れない 君の夢ばっか見るんだもの とても切ない夢さ

地球が凍結する本やメンタリズムの本を君は喜ぶ 人 ....
人生は線分上にあるって誰かが言ってた
僕は線分の上で踊るバレリーナ ちょっとすね毛が醜いが歌だって歌えるさ

発酵した愛なんても〜沢山なんだ 純粋な惑星に住みたいんだ ポパイとオリーブみたいにね ....
ダミ声が響き疎らな拍手が起こる
ここはカラオケ酒場 僕の安っぽい人生だ 磨り減った歌詞を磨り減った人間が歌う
僕にはお似合いの場所 ここも例に洩れず高齢化が進んでいるが
今の老人はまあ元気だ  ....
僕とオートバイの夏

焼け付くアスファルト 微かな白煙とオイルの匂い それが僕の青春だった
見上げた空には星が無く ただどんよりと地上の光を映していた

アクセルを開けると世界がスリッ ....
草原を照らす月を眺めていた グレイハウンドバスはバーモントの月に似合っているし
僕に煙草をおくれよ まだポケットに残ってる筈さ ねえ君

僕たちは広いこの世界を放浪してきた 旅の終わりはいまだに ....
不幸な少年はバスに乗る 何処へも着かないバスに 最果ての街に行きたかった
月の無い夜に生まれた いつも夜を宿している 言葉を持たない

銀河の端っこから滑り落ちてきた魂だもの 空を見上げる
 ....
淡い光があたりを満たしている そういつもそうなんだ 違った世界
瞼の裏の光景さ 気にするほどでもない そうさ海をゆく

失速してストンと墜ちる そんなことを繰り返して生きている まあいいさ
光 ....
ギターは女のよう 心をこめなければ響かない
ギタリストはやわではいけないんだ 夜は長い

ときにしくじる事もあるさ ときにはね
でもねインプロビゼーションは最高 もう漏れそうだぜ

雨上が ....
いつもその日一日生きれればいいとおもっている 多くは望まない
望んでも身の丈に沿わないものは無駄になるだけ 誰かに進呈しよう

身の丈に合わない結婚生活のなかで似合わない幸せを願った事もあった ....
竜骨座の主星カノープス 大小のマゼラン星雲 月に遊ぶ人魚 南天の星々は僕を魅惑する

散文的な日常 それも嫌いではないのだが 僕はほんらい空の生き物らしい

ただ地上では羽をもがれたバッタのよ ....
芦沢 恵さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(430)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 梅昆布茶自由詩613-8-21
長すぎる夢- 梅昆布茶自由詩313-8-21
短信- 梅昆布茶短歌4*13-8-12
遠く雑踏を離れて- 梅昆布茶自由詩1313-8-9
八月の子供たち- 梅昆布茶自由詩1813-8-8
やもめの星- 梅昆布茶自由詩1613-8-6
銀河の鳥- 梅昆布茶自由詩1013-8-4
日曜日の午後の歌- 梅昆布茶短歌613-8-4
ショッピングモールへ行く- 梅昆布茶自由詩513-8-4
シュールな月が零れる夜に- 梅昆布茶自由詩713-8-4
海馬- 梅昆布茶自由詩713-7-31
薄明- 梅昆布茶自由詩613-7-31
君よ憤怒を糧にたちあがれ- 梅昆布茶自由詩3+13-7-31
金魚花火- 梅昆布茶自由詩1213-7-25
家族の肖像- 梅昆布茶自由詩1213-7-24
天空の魚- 梅昆布茶自由詩913-7-23
銀の月夜の浜辺には- 梅昆布茶自由詩913-7-22
涙の連絡通路- 梅昆布茶自由詩1213-7-16
日曜の朝の歌- 梅昆布茶短歌213-7-14
峠を超える- 梅昆布茶自由詩1413-7-14
今夜は眠れない- 梅昆布茶自由詩1013-7-9
人生を線に例えると- 梅昆布茶自由詩1613-7-8
ただいまカラオケ中- 梅昆布茶自由詩913-7-6
僕とオートバイと夏- 梅昆布茶自由詩813-7-6
草原の月- 梅昆布茶自由詩13*13-7-3
遠い声遠い部屋- 梅昆布茶自由詩613-7-2
遠く離れて海をゆく- 梅昆布茶自由詩813-6-30
ギタリスト- 梅昆布茶自由詩1513-6-28
その日暮らしの手帳- 梅昆布茶自由詩913-6-27
南十字星- 梅昆布茶自由詩1413-6-26

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