とある乱暴者のヨタ話。
元親 ミッド

このくだらねぇ、つまんねぇ、そんな人生をよ、

俺は、今までにどれだけの努力をして

変えようとしてきたんかって。



・・・ちっとも、そんな努力なんざぁ

今までしちゃいねぇじゃねぇかよ。

なぁ!



てめぇの身に降りかかった火の粉に

ただ悪態をつきながらよ、

いつだって誰かのせいにばっかしてよ、

俺は、ちっとも

このくだらねぇ、つまんねぇ、そんな人生をよ、

変えようとしなかったじゃねぇか。



そのくせ、いつだってよ、

なんかいいことねぇかなぁ

なんかおもろいことねぇかなぁって

そんなことばっか思ってたさ。



なんのこたぁねぇよ。



てめぇの人生をよ、

くだらねぇ、つまんねぇモンにしてたのはよ、

他でもねぇ、俺自身だったってことサ。



おぅ。

俺ぁよ、それに気がついたんだよ。



そしたらよ、なんか、世界が変わったんだよ。

ただ、見方ってモンが変わっただけなんかもしらねぇけどよ、

なんか、こう、・・・・・・・・上手く言えねぇけどよ、

世界にあふれる光っつーか

色彩っつーか、なんかそんなンに感動してばっかでよ。

空を見ても、地面を見ても、

歩いてるやつらを見ても、

ただそこにあるなんでもいいや

見るモンぜーんぶよ

面白くってしょうがねぇんだよ。



そしたらよ、あれだけくだんねぇ、つまんねぇって

思ってた人生もよ

あながち捨てたモンじゃぁねぇなって思えるんだよ。

なぁ、わかるか?

俺の説明が悪いンかな。

やっぱ、うまくいえねぇな(笑)。



それまで、何気に食ってたモンだって

旨いって思えるようになったし

それまで、やな野郎だって思ってた奴だって

そんなに悪い奴でもねぇって思えるようになったし



なんつったって

おやじやおふくろによ

ただ、感謝したくなっちまうのよ。

なんでだって?

さぁ、わかんねぇよ。

ただ、ありがとうって

めちゃ、そう思えるんだよ。


自由詩 とある乱暴者のヨタ話。 Copyright 元親 ミッド 2013-01-08 02:09:15
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