すべてのおすすめ
   私っぽい 
   と変換しようとしたら
   綿しっぽい 
   になったので 
   採用します


夢の中で元妻が
やっぱり子供をつくればよかった
と笑いながらいうので
 ....
てめえっ
上等じゃねえか!

おもてにでよう!


天気はイマイチ 
おなかが空いた
弁当工場
煙に誘われ
ノソノソ ダラダラ
アパート這い出て
歩く

居酒屋定食満足満タ ....
私の鼻の穴のにおいはたぶん臭いはずだ

鏡で覗くとそんな感じにさせる風貌だ

しかし 実際のところ分からない


私が普段嗅いでいるにおいとは
においを嗅ぐ対象そのもののにおいと
鼻 ....
君は君自身のためにルールをたくさん作った


例えば 
本を読むとき

君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める


例えば
朝の ....
よく聞こえないよ

ほら もっと近づきな
音は距離の2乗に反比例して大きくなるから


よく見えないよ

ほら もっと近づきな
光は距離の2乗に反比例して明るくなるから


 ....
  なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
おおっ
第一次反抗期

ショッピングモールのフードコートで
隣の坊やが
反抗してるしてる

どうやらコップをいたずらして
ママに叱られているらしい

「ダメでしょう!」

   ....
  「無理です。」

こんな言葉を最近よく聞く
そういうとき僕はいつも同じことを言う

「本当? やってみないと分からないんじゃない?」
「失敗してもいいじゃない。」

皆、真面目に一 ....
生来の無精が祟り
とうとうハンカチにアイロンをかけるのをやめました

アイロンをかけないハンカチはシワだらけです

アイロンをかけないハンカチは愛想がいいです

アイロンをかけないハンカ ....
仕事帰りにスーパーで きんぴらごぼうを買った
私はこのきんぴらごぼうを作ってくれた人を知らない
きんぴらごぼうを作ってくれた人も私を知らない
でも
きんぴらごぼうは美味しい

きんぴらごぼ ....
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ....
言葉にしないことがある

このことを言葉にすると
君の不安が増えるから

だって
言葉は
安心より不安に寄り添う力が強いから



言葉にしたいことがある

このことを言葉に ....
明日は待ちに待った卒業式だ
そして
俺はこの日を待っていた
明日で中学は終わり
みんなバラバラと散らばっていく

背水の陣
退路は断った

まゆみに
俺は今日告白する

「大事 ....
東京駅構内

3歳ぐらいの男の子が
しまじろうのぬいぐるみを落とす

ハイヒールを履いた女性が
しまじろうをつま先でカスるように蹴飛ばす

20cm程前方に滑るしまじろう

し ....
誤解していたよ

僕らはよく
人生の節目などと言って
「節目」を何かの区切りみたいに
扱っていたけれど

君たちの節目は
違ったんだね


普通の植物の
成長点は
先端の1カ ....
1995年
この道が好きで
通勤路にしていた
国道16号線の裏道
川間のあたり

季節の花がいつも咲いている道
楽しげな子供たちの通学路
ゆっくり車で走っていた道

ある時
父と ....
この世に亡き方は
すべてを
香りで感じると聞きました

なので
大切なことを手紙にしたため
手紙とともに香を焚き
言葉を香りにのせて
先に送ります



  この世で会えぬ ....
七草なずな
唐土の鳥が
日本の土地に渡らぬ先に
スットコトンのトンのトンのトン

室町時代からか
江戸時代からか
七草の疫病対策
まるで
鳥インフルエンザを知っていたみたいな
七草 ....
半年ぶりの実家はいつも通り
父は孫と はしゃぎ
母はセカセカと 動いている

ちょっと気になる
カレンダーと
冷蔵庫に貼られたメモ用紙の枚数が

カレンダーはもう日付がわからないくらい ....
竹はしなる
そして折れる

金属はしなる
そして曲がる

矢の
1本は
3本より
しなりやすく
折れやすい

JIS1級金尺の
1本は
3本より
しなりやすく
曲がりや ....
庭のバケツに張った氷
この氷の大きさはバケツの大きさ

日が差し込む部屋
この部屋の明るさは窓の大きさ

部屋に響く笑い声
この笑い声の響きは安らぎの大きさ

何事もなく流れる時間
 ....
さらば
目の前の壁よ

もう避けたりしない
遠回りはしない

もともと
壁なんてなかった

あったのは自分が作り出した
架空の壁だ

パントマイムの壁のように
架空の壁を皆に ....
それは

朝日の中からオレンジ色の光を選び出し
白いフロントガラスに投影する技を持つ

火傷した現実も
湿布のように冷やしてくれる

道を見失うことがないように
巷の腐臭を凍らせ ....
母からの電話
実家の私の部屋を母が掃除していて

「小さな何かの種が机の引き出しに
いっぱい散らばっているけど
捨てていい?」

小さい種?
クレオメだ

  「だめだよ。大事な種 ....
だれにも打ち明けず
唯一の理解者たる
机上のかえる達は片付けられ

何に
苦しみ
何に
絶望し
何に
寄り添い
何を
恐れ
何を
求め

旅立つのか


されど
 ....
いのちある
きのうは

醜く
苦しく
さびしく
うれしく
輝いて


いのちある
言葉は

清く
汚く
痛く
美しく
生きる


いのちある
今日は

泥 ....
コロコロ ゴトゴト
コロコロ ゴトゴト

車のドアポケットの小石が
今日も小言を言う

夏休み
娘が海岸で拾った
薄緑色の小石が
車のドアポケットで
今日も小言を言う

アクセ ....
姿は見えず

言葉を伝え
物を破壊し
美しい歌を運ぶ

空気中で秒速344メートル
水の中は秒速1500メートル
鋼鉄の中は秒速5000メートル
堅い環境の中程速いスピードで突っ走る ....
近頃めっきり夢が減ってきたので
巷の貘達は仕方なく
現実を食べるようになりました

現実を食べるようになって
貘達は急に怒りっぽくなったり
不機嫌になったり
涙ぐむようになりました

 ....
まるで
インフルエンザのように
「かゆみ」が感染したらどうなるか

人々は怠惰になり
からだをかきむしり
涙を流し
苦悩する

そして
争いがなくなる

こんな神様の罰が下 ....
夏美かをるさんのichirouさんおすすめリスト(177)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
綿しっぽい- ichirou自由詩10*14-1-26
おもてにでよう!- ichirou自由詩9*14-1-25
私の鼻の穴が企んでいること- ichirou自由詩6*14-1-24
君が作ったルール- ichirou自由詩9*14-1-23
摂理は僕らのそばにいる- ichirou自由詩3*14-1-23
なあ_枕_いいだろう?- ichirou自由詩7*14-1-21
がんばれ_坊や_がんばれ_ママ- ichirou自由詩8*14-1-19
失敗してもいいじゃない- ichirou自由詩8*14-1-18
ハンカチにアイロンをかけるのをやめました- ichirou自由詩6*14-1-17
もしかすると_生きていることは孤独じゃないかもしれない- ichirou自由詩19+*14-1-13
ヴォカリーズ- ichirou自由詩6*14-1-12
言葉にしないこと_言葉にしたいこと- ichirou自由詩6*14-1-11
つんのめりラプソディ- ichirou自由詩4*14-1-9
しまじろうは大丈夫かい?- ichirou自由詩20+*14-1-8
生きるものの術を僕らに教えてくれないか- ichirou自由詩5*14-1-7
50年を隔てた同じ道- ichirou自由詩8*14-1-6
夢支度- ichirou自由詩6*14-1-5
七草囃子- ichirou自由詩5*14-1-4
メモ- ichirou自由詩16*14-1-4
しなること_折れること_曲がること- ichirou自由詩5*14-1-3
大きさ- ichirou自由詩10*14-1-2
さらば!目の前の壁よ- ichirou自由詩10*14-1-1
氷点下- ichirou自由詩5*13-12-29
約束- ichirou自由詩9*13-12-29
鎮魂歌- ichirou自由詩6*13-12-28
いのちある- ichirou自由詩12*13-12-27
小石の小言- ichirou自由詩11*13-12-27
音のように- ichirou自由詩9*13-12-26
現実を食べる貘- ichirou自由詩8*13-12-25
共感- ichirou自由詩6*13-12-24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する