すべてのおすすめ
スーパーマーケットで、安寧芋という名前の芋を買ってきた。鹿児島の種子島の特産品らしい。
よく出回っている鳴門金時芋より少し高いけれど、トースターで焼くと黄金色の身は柔らかく溶けるようで、それだけでも ....
探しても、探しても見つからない、私たちの家。
妻と私は数年前、偶然にもほぼ同じ時期に、生まれ育った家を失った。
それは震災のためでもなく、津波に流されたわけでもなく、人知れず静 ....
「土砂崩れのあった山のあたりは 幾たびかの土石流が重なりあってできたので、昔の地名には、 それが残っていたらしい。」と、母が どこからか聞いてきた。調べてみると 阿武山というのがある。
【阿】という ....
私は蝉の声の中で、ひぐらしのものが一番好きである。少し緑がかったボディに透き通るような翅というビジュアルも美しいと思う。夕暮れや明け方にカナカナ……と聴こえてくれば、夏の終わりを含んでいるようでなん ....
私はかつて[緑病]と呼ぶべき奇妙な病気に罹ったことがある。
それは十八歳くらいの時で、高校を卒業して初めて社会人となって働き始めた頃のことだった。
なぜか緑色に魅かれて、服も靴もバッグも帽子も身に ....
民俗学者折口信夫が唱えた学説は「折口学」と呼ばれますが、わたしはその折口学の信奉者なのです。
といってもその信奉の歴史はごく浅くて、わたしが折口学と出逢ったのは二年ほど前のことでした。それは折口 ....
詩のしくみについて
まず、詩と、死のちがいについて。
息苦しくなる。妙に胸が痛くなる。そうして間もなく心肺停止状態に陥り死ぬ。理由はさほど問題ではない。心不全ということで一切が丸く収まる。保険 ....
主人が自分のブログに、私の乳がんの経過について載せたいと言ってきた時、
迷わず「いいよ。」と言ってはみたものの、私が載せて欲しくない事まで
載せられてしまい、その箇所は削除してもらったのが第一 ....
私が各地(といっても3都市だけだが)転勤の末、夫の出身地である広島へ行くことになった時のこと。
それを聞いたある人が言った。
「大丈夫なの? 広島に住んで。ナマ水とかは飲まないようにしたほ ....
昨晩の月は絵に描いたような朧月だった。
まるで大きなオブラートに包まれたように
柔らかで幻想をまとった月だった。
粉薬にオブラート。
昔、ありましたよね? 紙の箱に入ったうすい半透明の、 ....
20年前、駆け出しの商品開発担当だった頃。
自分が開発を担当したある商品の容器の印刷強度が弱く、
自社のスペックに適合しなかった。
試作の時には全く問題がなかったのが、量産品でうま
く行かない ....
昨年春から、実在したサラブレッド、レースをテーマにした、競馬ライターかなざわいっせい氏の「ファイト!〜麗しの名馬、愛しの馬券」というショートショート集を、オリジナル作も混ぜながら、連作作品としてシナリ ....
現代詩フォーラムという場所に限定していえば、ここに投稿されるいわゆるネット詩と呼ばれているものは膨大な数が毎日投稿されている。
タイムラインはよどみなく更新される。一日開かないだけで、ひとつの詩は一 ....
美学とは通りすがりの余韻です
うかんむり招くは窓に存在のひらかれたこころひとりふたり
日曜日尖った文字がほどけてくきみのあくびが伝染するの
もりのおくかくうのさかなレンアイのうみますたまご ....
時計が深夜十二時を知らせると、ひいながたりが始まります。
◇
「姫さま、殿が見当たりませぬが、どちらへおいででしょうか」
三人官女の年長者がお歯黒を三方(さんぽう)で隠しながら上段 ....
大きな木の箱から、何やら呟きが聴こえてくる。
「あぁー、もうそろそろ春になったのかしら?」
溜息交じりの女の声、どこか気だるく寝むそうだ。
年に一度、このカビ臭い箱から私はやっと出 ....
私は気のいいおじさん(夫)と暮らしている。
そのおじさんは、マネッジメントで有名になったおじさん(ドラッガーさん)のこと信奉しているようで、夕食のあとのちょっとした時間は、おじさんがおじさんのこ ....
まどみちおさんの訃報に泣いている場合じゃない!ので、。ちょっぴり、あわい思いでなんかをですね。恥ずかしながら書いてしまうことにしました。
たぶん1996年頃です。フォンレター送りました。まどさんへ。 ....
和歌や短歌などについて まったく経験のない私が、節分祭と名をうち
無謀にも 五七五で
ポイントなしの レスをつけさせていただこうという企画をやらせていただきました。
クレームを お茶目な節分祭は ....
「詩なんか」書いてる場合じゃない。
「詩なんか」書いたところで何にもならない。
そういう思いが、いまの私に皆無かと問われたら、答はノー。
でも、一割、二割ほどの気持ちのノー。
その ....
ましろな朝。静かな朝。まだ誰も踏んでいない雪はどこまでも、白い。
「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」小林一茶
雪玉を投げ合う無邪気な子どもたちをみつめるまなざしのなんて優しいこと。 ....
2014年一月某日、娘が去年一年間ほぼ毎日日記を書いたと言う。「へーすごいね」と褒めたあと、中学生は毎日日記に記すような出来事があるんだろうとなかばうらやましくなって聞くと「そんなわけないじゃん。な ....
『他人様の』作品紹介第三弾は、個人のブログから見つけた作品+αです。
◇つきコメントは私の感想です。
・個人ブログより
『ひそやかに、あなたと私の間に。』『詩人の飼い方SE(すぺ ....
『他人様の』作品紹介第二弾は、現代詩フォーラム以外のサイトで見つけて紹介した他人様の作品群です。サイトのURLも貼ってるので、興味のある人はネット詩サーフィンをしてみましょう。
◇つきコメントは私の ....
僕は一応古書店主だが店舗はまだない これからできるかどうかも不明だ
でもどうせ店舗を構えるのだったら 居酒屋かコーヒーハウス ライブハウスとか併設したいもんだ
古道具屋もいいかな 俺に似合って ....
最近疲れがとれない。
なんだろうこの疲労感は?
運送業なので確かに休みの少ない職種ではある。
もともと凧みたいなフーテン振りで妻にも離縁された駄目男ではあるが
以前はもうちょっと覇気があっ ....
ペポパンプ氏の投稿は12年11月29日で途切れているが僕が仄聞で女流詩人の一人から耳にしたのは僕の尊敬する詩人が追悼の辞を述べていたことがとても気になっていたある日のことだった。
まさかとはおも ....
だいたい普通の人は家と職場の往復でなんてよくおっしゃる。
それが第一の場所と第二の場所。
では第三の場所とは?
それはこの現代詩フォーラムであり街の図書館や書店でもあり行きつけの飲み屋さんや ....
最近よく父のことを思い出す。私が現状、ときにしんどいこともあり、でも楽しいことも沢山あり、負けたくないと思うからかもしれない。
このままではおそらく病死、あと一年もつかもわからない父に、私の ....
「ただいま」
彼と彼女が帰ってきた。
そう今日は待ちに待った退院の日。
昨日わたしは家中を片づけ、彼女に頼まれた買い物をすべて済ませた。
それは一日がかりの作業だった。
....
夏美かをるさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(81)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜更けの紙相撲_霜月あるいは食物月(おしものづき)
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
15*
14-11-15
Googleマップの中の家
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小川 葉
散文(批評 ...
6*
14-11-11
阿武山
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るるりら
散文(批評 ...
9*
14-10-6
夜更けの紙相撲_夏の墓
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
10*
14-9-3
散文_【_緑病_】
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泡沫恋歌
散文(批評 ...
10*
14-7-21
続・詩のしくみについて_(折口信夫とわたしの因果関係を妄想す ...
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たま
散文(批評 ...
16*
14-7-16
詩のしくみについて
-
たま
散文(批評 ...
11*
14-7-10
乳がんの早期発見について
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小川麻由 ...
散文(批評 ...
4*
14-7-1
夜更けの紙相撲_水の月_プロミストランド
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
14-6-3
夜更けの紙相撲_五月の羽
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
13*
14-5-16
感謝しても感謝しきれない
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ichirou
散文(批評 ...
11*
14-4-3
完成させよう。
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平瀬たか ...
散文(批評 ...
3*
14-3-30
【HHM2参加作品】「旅立つということについて」小林青ヰ
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
8*
14-3-25
通りすがりの俳句トキドキ短歌たち
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
10*
14-3-4
春の夜_ひいながたり
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
6+*
14-3-3
【_箱の中の呟き_】
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泡沫恋歌
散文(批評 ...
5+*
14-3-3
夜更けの紙相撲・2014.2月
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
3+*
14-3-3
どんなにわたしがまどさんをすきかかくことにしたぞう(泣笑)
-
阿ト理恵
散文(批評 ...
15*
14-3-1
★三月三日_雛のお祭企画のお知らせ。★追加の連絡事項がありま ...
-
るるりら
散文(批評 ...
11+*
14-2-26
■長い付き合いになりそうだよ、詩と私
-
千波 一 ...
散文(批評 ...
4+
14-2-25
牧歌
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
8*
14-2-8
夜更けの紙相撲・2014.1.
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
8
14-1-31
他人様の作品紹介その3(ツイッターで私が紹介した作品いろいろ ...
-
こひもと ...
散文(批評 ...
5*
14-1-23
他人様の作品紹介その2(ツイッターで私が紹介した作品いろいろ ...
-
こひもと ...
散文(批評 ...
4*
14-1-23
古書店日記
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梅昆布茶
散文(批評 ...
13*
13-7-13
ある親父の日記
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梅昆布茶
散文(批評 ...
6
13-6-1
トリビュートペポパンプ氏____我が良き友よ
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
5
13-5-11
第三の場所
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梅昆布茶
散文(批評 ...
9
13-4-28
三十万分の一の確率に勝った話
-
フゥ
散文(批評 ...
6*
13-4-23
彼と彼女の日常
-
石田とわ
散文(批評 ...
4*
13-4-18
1
2
3