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とりあえず20年後か15年後ぐらいに総理大臣になろうと思う。
日本初の詩人兼総理大臣になる。
いま考えている公約としてはまず首相官邸をゼネコンとかでなく
日本全国の各市町村の腕利きの棟梁たちが集 ....
都議選の宣伝車が姦しく徘徊している。「お
願い」であるのなら人に迷惑をかけてもいい
らしい。名前の連呼。連呼。夜に働く人たち
の票は必要とされていない。連呼される名は
誰に名付けられたもの ....
黒砂糖をつかむきみの手で
いきのねがとまるゆめをみた

きみとは一生せっくすなどできず
それでもしぬほどおんなじになりたいせいで
あたしはどんどんきみになり

なぜ、あたしの話がふしぎな ....
つぶやきみたいなものです。去年も書きましたが、また変わってきたかも。

○私にとっての詩

私にとって詩は、言葉では表しにくい、なにかを感じられるもの。
読んだとたんに、さーっと風だか時間だ ....
帰る場所のない人こそ一点に留まる
寂しさを解体して
目を瞑る
うつむかない
前を見ない
定まらないこれは
警鐘なのかもしれない

孤独とは
つながらないことではなく
むしろつな ....
ネジ巻く、ねこの
足で
びっこひきながらつくる、
足跡は君に

ひとつ残らず
食べられ

慣れ、

パステルカラー、死んじゃえ

つぶやきながら
背中の巻き毛も、
くるる ....
ねえ、トモチャン、
と呼ばれ
お茶の濃ゆいところの途中で
ひょっ、と
あばらの隙間に指を
埋められた

もしかして
こういうところでしか
あたしは埋まらないのかもしれない

わか ....
遠く、遠く、遠い場所で
何かが揺らめいている
ように見えるんだ
そして消えるんだ
追いかけないんだ
そこにいるんだ

交接、の前の
寂しさが好きだ
触れる直前の、一瞬の孤独
 ....
子供たちの手はあまりに小さく
死を乗せるには頼りない
持て余された欠片は
静謐な砂漠の砂のように
足元に溢れ
踏み潰され

「見た? 見えた?」と誰かが囁いている
「アレかな? よく見 ....
蛹の時代は終わったと
鱗粉まみれの陽光を謳歌する
ここには花が少ないからと
蜜の代わりに蜂蜜を
葉の代わりに
デッキチェアを

さようなら、また今度、遊びましょう、晴れの日に。
そ ....
ああ、となりに
いないもんだな

いまから
おもってもいないことばかりで
うそをつきます



わたしのことは苦手だと
しっています
けして
わたしの目にうつったりも
しない ....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
初めて見かけたのは午後6時
センター街の陰でうずくまり
待つことを放棄しながら
背伸びをするリップスティック
名前は知らない
まだ明るい
これからの夜

1人でいる子を狙うほど ....
深夜
血を吐きました
世界が
美しくなりました

君には秘密にしておきます

部屋の中は君の寝息でこんなにも静かなのに
テレビの中では相変わらず人が死んでいきます
閉じられたブライン ....
かなしいところ では
あなたは
体中のちからを
ふりしぼります

どこで
立ちどまっていても
わたしは
すべてのひとに

見えているのです

わたしは
まるで それがないと
 ....
さよならの温度が肌に絡み
満月が揺らぐので私は
消えていったあなたのために
右の頬を撫でてあげる
幾たびも満ち欠けを繰り返すあなたに
満月は寄り添うので
もうそれ以上
満ちることはな ....
約束されたことは、なかった
ただ一度も、なかった
噛み合わない歯車が磨耗を呼び
嬉々として
それを食い潰した
約束されたことは、なかった

約束されたことは、なかった
なだ ....
脂喰坊主は地下鉄の端で
ホームに顔を突き出して遊んでいる
駅員が慌てて止めるが
大丈夫
脂喰坊主は死なない
脂喰坊主はバツの悪い顔で笑う
それから
目を閉じてかっきり一秒
 ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
とても静かだった
自分の前後に自分がいて
とても静かだった
口笛で消えた



手のひらは離れた
離れながら鳴った
いろいろ混じる無色の
音未満だった



声は ....
わたしは何かを見に来ていた
一匹の蝿
一羽の鳥
空は空に
海は海にひとつずつあり
遠くも近くも聞こえずに
陸へ陸へと近づいていた



ひとつがひとつのまわりをまわり
 ....
あなたののどからすくう
しぬほど、をていねいに並べて
かみ砕いていくたんびに
せかいに
しぬほど、がふえる
それ
また並べて
いっぱいにまみれながらの
しねないって、
リアルね

 ....
ミルクと砂糖がないと駄目なんだって
そこそこに君が吹いた嘘と虚勢に
僕は今もつまずきながらです




そのノドボトケに白百合の花
ただ愛しい愛しい ....
むかし一ミリを飛んだ
水色の歯ブラシが
鏡にうつって他の色をなくした
(青い言葉ばっかりを持ってるせいで)
網戸の向こうから車の音がきこえたから
もう青になったんだなあと
コップをおいて、 ....
三月になるとクラスメイトのほとんどが濡れていた
雨、と言ってもいいのかもしれない、粒子のような
猿、なのかもしれない本当は猿なのかもしれないね
と、語り合う口の中から粒が
   ....
落とし子さんの未詩・独白おすすめリスト(25)
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