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何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月
寝苦しい夜の何処からか
微かに 悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと 水浴びをする
乳房のように膨らんだ闇
白い 流 ....
こわれたラジオの部品とか
いろんなガラクタくっ付けて
こさえたぼくの宇宙船
飛ばないことは百も承知さ
けれども心は飛んで行く
誰も知らない惑星へ
わたしたちは飽きもせず
あちらこちら ....
日傘を差した女の影が
歩道の凹凸を滑って行く
踵を返す青い熱帯魚
フルートの鋭い閃光
アイスピックを ....
おれは殺風景
がらんどうで埃濛々
だから昼の檻に閉じ込められた
オオミズアオなんか見つけると
こんな錆びついた工具のような手をしながら
そっと 捕まえてみたくもなるものさ
....
夢から覚めると
午後は陽炎の中 寡黙に佇んでいた
翻る あなたの影だけが冷たい魚
見も知らぬ者同士 これが
いつかの夢ではないと言えるでしょうか
ひび割れた心象が決壊する時
....
takanoさんのただのみきやさんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冷熱帯夜
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ただのみ ...
自由詩
21*
12-8-5
ガラクタ宇宙船
-
ただのみ ...
自由詩
23+*
12-7-31
白昼夢
-
ただのみ ...
自由詩
25+*
12-6-19
光が煙のように立ちこめていた
-
ただのみ ...
自由詩
17*
12-6-17
心の向こうで絵を描いているあなたへ
-
ただのみ ...
自由詩
36*
12-5-28
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