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薄く、もやのかかる、まだ暗い午前5時。
隣に眠る彼を起こさぬよう、そっと身体を起こして
冷たい空気に、震える
毛布の上に広げた袢纏を引き寄せて
熱い身体から熱が逃げないように
忙しなく羽織り ....
着慣れない浴衣と 履き慣れない下駄
からころ からころ
音をたてて
夜を見据えて歩く
ただ ひとりで
ぼんやり 浮かびあがる
一夜の幻
真っ赤なりんごあめ
甘いかき氷
撃 ....
一日目
友達の為に泣いた
二日目
自分の為に泣いた
三日目
両親の為に泣いた
四日目
兄弟姉妹の為に泣いた
五日目
貴方の為に泣いた
六日目
野良猫の為に泣い ....