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濃淡を、くりかえしながら先割れのスプーンに近づいている朝


演じるということ、やさしさということ、おろし金から飽和する雪


質量をもってしまった画家はもう手のひらを返すようにかなしい
 ....
ざわざわと息を噛むたび洞は鳴り洞のむこうの洞はこび来る



けだものをけだものと呼ぶ誕生日ただ生まれゆくただ落ちてゆく



ささやきが積もることなく降りつづくわ ....
とおり雨」途切れた言葉のすきまからとおり抜けてく夏の体温

いままでも眠る夜だけ好きでした、きれいな呼吸だけ好きでした。

遜色のないヒトデみて切り花の手を取るように色をうしなう

ざんね ....
澤あづささんの短歌おすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
点描- ことこ短歌912-2-29
うつろ_はばたき- 木立 悟短歌311-9-28
遠い存在のあなたに- ことこ短歌6*10-9-9

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