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濃淡を、くりかえしながら先割れのスプーンに近づいている朝
演じるということ、やさしさということ、おろし金から飽和する雪
質量をもってしまった画家はもう手のひらを返すようにかなしい
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ざわざわと息を噛むたび洞は鳴り洞のむこうの洞はこび来る
けだものをけだものと呼ぶ誕生日ただ生まれゆくただ落ちてゆく
ささやきが積もることなく降りつづくわ ....
とおり雨」途切れた言葉のすきまからとおり抜けてく夏の体温
いままでも眠る夜だけ好きでした、きれいな呼吸だけ好きでした。
遜色のないヒトデみて切り花の手を取るように色をうしなう
ざんね ....