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秋の海が荒々しく呼吸する
うねる波　遠く水平線の少し上に
厚く濃く垂れこめた雲また雲

ただ一人歩く砂浜は
自らの心象を行くよう
波に打ちあげられた貝殻や
流木のような言葉を拾いあげては　.... 秋とは肩を寄せ合い歩きたい

約束なしで出会っては

流れの渦に留まり続ける

紅葉とイチョウの落ち葉のように

ゆっくりと語り合いたいものだ

何一つ声に出すこともなく

　.... 小さな子供のやわらかな髪を
指でやさしく梳かすように

風は愛撫する

幼いころから見慣れている
名も知らぬ野の草花を

市営住宅が建ち並ぶ
隙間の小さな芝生の上

心地良さげに　....

木の若芽さんのただのみきやさんおすすめリスト（3）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
それもまた	- ただのみ ...	自由詩	19*	12-11-1
秋の気持ち	- ただのみ ...	自由詩	19*	12-9-23
夏のこどもたち	- ただのみ ...	自由詩	24*	12-7-24

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