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石がひとつ
広くもない池の真ん中に投げられた
その落下点を中心に水の輪が
ひとつまたひとつと
同心円となって広がっていく

きみのこころの池に
石を投げ込んだのはぼくだった

そのぼ ....
幸せが逃げていく速さと


不幸が追いかけてくる速さの


どちらが速いのかが


長く生きてきたのに


幸も不幸も味わってきたのに


いまもって


私にはま ....
ひとには


信じようと


信じまいと


神に祈るしか


ないときがある
花街 色街 女街
一夜の愛があればこそ
男は魅せられ
短き夢を見るために
財をはたいて客となる

その財に見向きもせぬと思わせて
春売る女は骨の髄までしゃぶろうと
手練手管の床上手
 ....
熱帯雨林の奥深くで
一本の樹が音もなく倒れる
遠い北の冬の海で
雨は海面を音もなく叩きつづける

彼が深夜 唐突に眼を開けるのは
そのどちらかの音を聴いた時だ
その瞬間 眼は闇の漆黒しか ....
ただのみきやさんのHALさんおすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
同心円- HAL自由詩312-2-13
速さ- HAL自由詩212-2-10
祈り- HAL自由詩512-1-28
花街_色街_女街- HAL自由詩512-1-19
寝息- HAL自由詩11*12-1-13

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