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頭を掻きつつ辺りを見回しながら惚けている。
食べ滓が下顎にへばり付き、それでも平気で涎を垂らしている。
何をするでもなく、何かを考えている様子でもない
背もたれの高い椅子に、深々と腰を ....
根付いたまま、窓硝子の曇りでわかる
明日はきっと爽やかな風が吹くでしょう
…おかあさん…と呼べなくなってしまうおふくろ
自分を愛することを捨てた 。
あなたの背中を拒否するように
....
つきましたら季節を短めに揃え
天然に液体化を試みる
執念より地割れのひきつけが裂く
泥水の底溜まり
髪は性質上二股は気化
すぎたのが逆切れて地肌が近い
哭く哭く、四六時中あたまを掻いて ....
納屋は鉢植えの葉っぱが判別もできないほど、伸び放題の雑草に囲まれていた
やわらかな西日が微かに反射するプリズム
曇った硝子の汚れを異物に浮かび上がらせて、枯れた観葉植物の茎根が足元に絡み付く
....
…それから劇場が宙を舞うように…
なんて、素敵な気分を味わえば
タキシードだって欲しくなる
一日を斜めにはしる雨
煙をまく緑芝の匂い
車道から電車通りを直線に過る
いつもの美術 ....
干からびた石像の腕組み
褐色に統一された甲虫が貼りつく髭海苔
汽水へと至る流れ
浮き草は毟るだけ毟り取ればいい
空気もそれぞれが渇いていた
医者は煙草を止めろって言うけどね
....
堪えきれなくて
上の奥歯を三本抜いた
ピーひょろろ
小鳥の鳴き声になって
(あなた だあれ?
わき水を飲んだら
鼻からこぼれて
時計の針が鼓膜に穴を空けた
しばら ....
この眩しい青空と比較してみる
かもめを探す
敢えて口にしない哀しみ
沖に流されては潮/騒
に引き戻され
わたしには縺れあう術がない
風またつよく、 荒い波
そして、
一 ....
壱=「以下にして空白を埋めようか等と考えている」
雲のないその日、たまたまペリカンの集団が飛来したのよ
かわいそうに、塗り直したばかりの白壁に小さな足跡をつけたのは野良猫ではなかったの
....
息深く下げ、 古路辿り水、ゆるやかに分けいる峡谷の
蝋梅白く、梟に響く鐘
(手車の弾かれたる銀繭に
水ひけども乱れシテ舞うゆびさきの糸たぐらえば金散りぬる衣ずれに
秘スレバにほ ....
世界は様々な色と形に溢れている
雑誌や広告にも様々な世界が散りばめられている
//透明な硝子板の上//
配置を考えながら切り分けてみた
淡い色と鮮やかな原色のポーズ
長 ....
引き潮に導かれ
薄い月が振り返る
人工呼吸の息づかいが闇のなかで躍る
世界は終息だけを待ち続けていたのか
廊下を隔てた昼と夜の現実
涙はいつもシビアに朝を迎え入れた
(蒼白く ....
昼間の嘘(あまりにも夜の真実)
人間が嫌い(おもちゃ箱だけが友達)
ひとなみな幸せがわからないから
ひとなみに暮らしてはいけないのと
(わたしの
わたしの
わたしのうちの誰かがそう ....
冷たい夜の風に星は瞬き
この頃よく夢にみる、すれ違いに別れたひとたち
呟いても、のみ込んでも、きみの言葉が思い出せない
…遠く、ひとつ、またひとつと寂しさが重く肩に積まれて
振り返れ ....
世界は角を曲がり
電波塔をつなぐ縁
押し寄せる流氷の高さを海豹は気にもしない
待ちきれず買い物に奔走するひと
目配りは喪主の名を通り過ぎて
気圧の変化に注意は保たれる
....
誰も見ていないところで河原の小石を拾う
誰も見ていないところで河原の小石を投げた
誰かに当たればいいと思う
あなたに当たればいいと思う
誰かに当たらなければ意味がない
あなたに当 ....
ただのみきやさんのアラガイsさんおすすめリスト
(106)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
シャイな奴には白い花束を送る
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アラガイ ...
自由詩
7*
12-5-12
遺言花
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アラガイ ...
自由詩
12*
12-5-11
鬼の根
-
アラガイ ...
自由詩
7*
12-4-26
棲魚
-
アラガイ ...
自由詩
11*
12-4-17
抽象に雨もふれば
-
アラガイ ...
自由詩
5+*
12-4-11
灰色の堰
-
アラガイ ...
自由詩
5*
12-4-10
耐芯鳥
-
アラガイ ...
自由詩
13*
12-3-15
忘日
-
アラガイ ...
自由詩
20*
12-3-11
3×六=?
-
アラガイ ...
自由詩
4*
12-3-8
サラバンド
-
アラガイ ...
自由詩
6*
12-2-17
アフロにヒキ/ヒキコモる
-
アラガイ ...
自由詩
9*
12-2-2
二筋の河
-
アラガイ ...
自由詩
8*
12-2-1
……だから
-
アラガイ ...
自由詩
6*
12-1-22
one_by_one
-
アラガイ ...
自由詩
6*
11-12-30
宙達磨
-
アラガイ ...
自由詩
7*
11-12-15
ネット詩
-
アラガイ ...
自由詩
4*
11-12-5
1
2
3
4
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