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奏でることを
忘れているだけのあさの時間に
点滅する信号機のしたで
歩道を飛び越えてゆくの
行き詰まることを
全く知らない幼子のように
楽譜のうえを歩いては
並んだ音符を ....
宵のうみ
ひとり佇みけむりを吐く
存在に意味があるとか
たとえば価値があるとか
そういう
思考に飽きた
水面につきが流れている
清らなかぜとともに
ああ
じゆうだ ....
徒歩五分で海
という環境で育ったわたしは
ただ鈍感だった
ひどく夕陽が眩しく
一日の終わりを告げる焼けた空が
ひりひりした匂いを連れてくる
そんなものだと思っていた
その空もあの ....
そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと
きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
鍵のない部屋にわたしと
きみがいた。年明けにツタヤからレンタルしたマンガ本を
読みながら会話をすることもなかった。
窓際にはカラーボックスが一つある。
「よくわかる地理」や「日商簿記3級」 ....
暑い日が続いている
逃げ水がゆらゆらとして近づけない
今年のお盆を迎えた
斜陽が眩しすぎるかのように
家族というものから目を逸らしていた時期がある
自らの病や
家族を形成する人々の ....
宵の静けさが
夏のためだけに
風鈴を鳴らすので
ひとり
耳を澄まし
感性を横書きする
ふしあわせを
全部抱え込んだようなふり
してさ
きみは息をしているみたいな
ことをいう
ひくつになって
誰かのせいにして
世の中のせいにして
いきていくのはしんどいね
....
原寸大のあいを
ゆりかごで揺らす
太陽のひかりを浴びて
おおきく育まれた
栄養素というむすびつき
遠くで誰それが呼んで
名があかく色づいたよう
葉脈を通って
根から吸い ....
日常が
あまりに慌ただしいと
しずかにしている
しは書かない
こころに
隙間ができると
ことばで埋めようとする
そういうしは
少し語彙がかなしい
こころに
刺激があると ....
ただのみきやさんのかんなさんおすすめリスト
(40)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
聴こえるまでの音
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かんな
自由詩
10*
14-10-15
つきが流れる
-
かんな
自由詩
6*
13-11-8
カモメのことばを知らない
-
かんな
自由詩
15*
13-8-31
そのあとがある
-
かんな
自由詩
20*
13-3-12
鍵のない部屋
-
かんな
自由詩
5*
13-1-6
家族でありたくて
-
かんな
自由詩
9*
12-8-15
夏(ひとり)
-
かんな
自由詩
6*
12-7-29
ことばのしずく
-
かんな
自由詩
7*
12-7-20
逃げ水を追って
-
かんな
自由詩
5*
12-7-16
しー
-
かんな
自由詩
10*
12-5-30
1
2
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