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恋割れた 悲しい夜は
ひとふたり つみによごす
このむねの 黒さがいやで
牛乳を むねにこぼすの

牛乳を よるのむからさ
かまわずに 消えてほしいの
かいわない 冬の静か ....
つきあかりはぼんやりと
わすれたころに潤む

はむしがとぶ白光のなかに
かわいたかげがみえる

それはまちわびたわが子のこいかげ
といかけをしなければきえてなくなるまえに
 ....
鳶がとび回る冷たい空は灰色です。

大きな声で言ってはいない。
イヤな人がいて
言葉はホログラム、清潔で、
ちいさな血のようなものが
ヤスリで間引かれる瞬間の悲鳴、
墓場までも ....
みおろすこの街の
眺めは最高のイルミネーション、
頽廃のタワーマンションに
どんな正義も眠るころ、
さまよう夜のいっぴきの黒い猫
あなたを求めて黒い影に化ける。
逃げているわけでは ....
ひるま雨にふられたふくろうの視線の中
森に刺す月光は乾いた笑い声をこらえた

さやさやと流れる雪どけの小川冷たく
小枝ゆらす風の軽い諦めが
病んだ湖を照らす真白な光と交わるところで ....
寒さに震える 冬の夜は
目的もなく 歩き疲れるまで
歩くことにしている。
その間 私の息は 清潔ではない、気がする
清涼にするため、清涼飲料水を飲む。

真っ黒な 土の見えない  ....
蛇に出会えない
泉の滸(ほとり)にいない

けれど 硬い 蛇の兄弟の
運命への抗いを 忘れないで

見渡すこの街の遥か西方で
もつれ合うことを嫌った抵抗が
太陽に飛び込み自殺を図っ ....
死にたくはない蛇も
野山の小さき神として生きていれば
その水性高き躰を痛めつけることもなく

死にいそぐおろかなやつとして
(想像上の)指をさされることもなく
泣けない赤い目をぬらし
最 ....
ながれる
よみの国々に呼ばれ
青春が怯えるずるさのさえずりの海で

君の
さくやみたしっとのめ
犬のきばを掌で握りしめ
雨に酔うくちびるのあじ
もう忘れない

空までわらい
野に ....
キラキラ 光る 蜘蛛の糸
白い 東の 朝の空

雲が丸まり
綿菓子になり
甘い蜜の
したたる小雨に
なるふりをして
ふりそめない

僕の右手は宙を掻き
星に触われるわけも ....
秋、ひとつ

秋の夕べは鈴虫が鳴く
静止する赤トンボをぬらす
虹かける公園の噴水
ながめ芝生で寝ている

少年のとまどいを笑顔にかえる
木の枝に吊るされ ....
ただのみきやさんの秋葉竹さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
牛乳を__むねにこぼすの- 秋葉竹自由詩1119-10-9
よいやみ- 秋葉竹自由詩218-5-5
泣き出しそうな、墓標- 秋葉竹自由詩318-4-26
夜が明け、朝は来るから。(黒猫の黒い影)- 秋葉竹自由詩318-3-25
切り取られた最後の世界- 秋葉竹自由詩318-3-11
月への道- 秋葉竹自由詩317-12-31
残照- 秋葉竹自由詩317-12-3
蛇の彼女- 秋葉竹自由詩417-10-8
群青- 秋葉竹自由詩417-9-26
小雨- 秋葉竹自由詩317-9-19
秋__ふたつ- 秋葉竹自由詩417-9-15

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