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天国と地獄の門は開かれた

今と未来の狭間に漂う中に突き付けられた

そのナイフ

鋭く胸を抉るのは

君にだけ
与えられた手法であり
思想であった
天体から産み落とされた丹色の液体を孕んだ肉体は
素粒子の集合体だった
解体されるのも時の問題であって
簡単に片づけられてしまう
残されるのは凝固したモノクロ写真だけかもしれない

土の色
 ....
此処にいるという現象にはとてもかなわない
誰かがみている白日夢なのか
ぼくにはわからない
痛みと甘さの波動のせめぎあいに
涙を流し
笑い
静かに伏せる
いのちの不思議
花を抱き
人々 ....
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
帰る棲家を知らぬよう

ほつれた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒 ....
ぼくは宝物によって支配される

さまざまな伽羅や沈香
ナイフ、鉈、小刀、包丁、鑿、鉋
剣鉈、巨大な砥石
使わない電動工具
何百の食器
茶道具
香水たち
四十種類の生豆の珈琲
四 ....
あの頃の街は灰色に閉じ込められて
誰もが外に出なかった
紅いダリアが咲いているというのに

入道雲が空を鳴らしていたあの日
浴衣姿で空に消えて往った

ぼくは哀しみを理解できず
た ....
ドゴール空港は鉛色の霧に閉ざされ
次にくる四分音符を待っていた
誰を待つこともないのに

今朝食べたチキンサラダの余韻が舌に残り
ぼくは何故か戸惑っていた
くたびれたレインコートが黒ず ....
ただのみきやさんのレタスさんおすすめリスト(97)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
トッカータとフーガ- レタス自由詩415-9-20
いのちの組曲- レタス自由詩115-9-13
死の予感- レタス自由詩215-8-13
浜辺- レタス自由詩5*15-7-12
玩物喪志- レタス自由詩2*15-7-9
空鳴り- レタス自由詩2*15-6-12
旅路- レタス自由詩1*15-5-30

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