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毎日の安らぎのひととき

熱さが肝心

やかんの蓋がはねるぐらいまで待って

コーヒー大さじ二杯

砂糖大さじ一杯半

マグカップにお湯がはねるぐらいの勢いで注ぎこむ

そこへ ....
窓をあけて空気の入れかえ

皮膚が鳴り鳴りさざめく鳥肌

気持ち良い季節の始まり

けれどもすぐ隣が

美味しくて評判の中華屋さんだから

新鮮な空気と一緒に

香ばしい匂いも ....
たわ しわ
わたし わここで
はず おかし うたが
わずら わいしい
もう ここあ いみ も
あい まい とり とめも
いのち たべ すぎる ことり
ぽりん とか くべる ほの ほほ
 ....
なんにもないから

じゃがいもを剥いて茹でる

そしてつぶしマヨネーズと七味

とろけるチーズも入れて

まぜてこねたら小さくなった

おたまのうらを覗いてもなんにもついていません ....
街中で知らない人と沢山すれちがう

わさわさ人

つつつ つつつ
つつつ つつつ

つらなる人と私

駅につきすれちがう視線

電車に乗り窓の外を眺めていると

つつつ つつ ....
ゆりうごかす

ちいさなころのぶらんこ

きもちがふわりと

あざやかな

こころのいろ

やわらかなまるみ

ふうせんになって

ふわりふわりと

うくうくよ

 ....
となりのまちから
ひとえき切符を買うより
ぶらぶら歩いて行こうと思ったのが
何かの間違い

閑静な住宅街を歩いていると
だんだん道が狭くなってゆき
家も密集してくる

もとの道を戻ろ ....
まだ曇り空

少し前に雨が降って地面は濡れている

綺麗に洗われた石畳の道を歩き

色艶溢れて髷結う人々が行き交いそうな

長い石段をゆっくり登っていると

小さな蛙がよこから
 ....
もう少しだけ私の人さし指が長かったら

彼女と繋がっていただろうにと

どちらからかかけたのかわからないが

久しぶりだねと携帯電話で話している

今何をしているの

今まで何をし ....
風鈴が鳴る

気のせい

エアコンで冷やされた身体は

動かすたびに耳のうしろあたりで

ごおりごおりと

暗闇で白クマがふりかえったような

私も同時に身体をうしろにねじると ....
それほどまだ情報が発達していない時代
町の駅前ショップ
一枚がとても高く
気軽に買えたものじゃなかったけれど
流行りものには流されたくなくて
出来るだけ自分の感性を信じて
小一時間そして二 ....
この珍味は何で出来ているかは正確にはわからないらしい
デパートなどに行くと稀に売られており
かなり値段も高く私もこれまでに一度食べたきりだが

とにかくすっぱい
首がもげるかと思うほどのけぞ ....
さっきまでここにいたのに

だれもいない

冷たい空気が流れて気持ちが良い

スイカが一切れ置かれていて

がぶりと一口

すうっと目の前がうすれる

だれもいない

とっ ....
体をねじる

吐き出すどこまでも

体をのばす

念じるいつまでも

内側からほとばしる

飛び散る私は幾つにもなり

解き放たれたよ

ほら
氷がとけて

カラカラまわる

扇風機の羽がとんでいく

いくつもいくつもとんでいく

レモンイエローそそぐよ光

玉粒の汗が夏の匂い

浴衣姿が綺麗だねと

寿司屋の前で ....
うすっぺらな私はとにかく
なんでもいいから
そこらじゅうに溢れ落ちている言葉を拾う

うすっぺらな
紙に書かれているセリフを
ぺろりと舌に乗せて
呑み込む

うすっぺらな
スクリー ....
Tシャツを脱いで

じっと目を閉じる

葉葉がそよぎ

緑の光が身体を撫でる

汗がだんだんひいてきて

風がとても気持ち良い

葉葉の音に私の皮膚は

ぴくぴく脈動し
 ....
雨が降る真夜中

傘をさしながら

鈍く光るアスファルトの上

自転車をこぐ

少し力を入れて坂を上り橋を渡っていく

下をのぞくと川は濁り荒々しさに

背筋がざわつく

 ....
むっくりと太った柴犬がのしのしやってくる
なんかその照りぐあいは
焼きたてのチョココロネのようで
ぎゅっと抱きしめたら
頭からぽろりととれて
チョコクリームがどっさりでてきそうだ

チョ ....
楽しそうに笑っていれば楽しくなる
哀しそうに泣いていれば哀しくなる

薄っぺらな安っぽい
電飾で着飾ったフラダンスショー

ハリボテの楽園で目をつぶれば
夕暮れ浜辺で一緒にフラダンス
 ....
道路を歩いていると
クワガタが一匹転がっていた
手のひらに乗せて眺めると
綺麗な姿は無駄がなく音もなく
生きているのか死んでいるのかわからないので
こつこつ指先で叩いてみると

ギザギザ ....
電気のスイッチを

パチンと点けて

パチンと消す

そんな毎日に

満ち足りた深呼吸をする時もあれば

ぽっかりと空いた口から

息を吐き出すだけの時もあり

今日も
 ....
向こうの空で飛翔している

麦わら帽子

風に飛ばされているのか

生き物のようだ

溢れ出てくる感情

幼い頃の私は

その優しさは自分を守り

相手を守っているつもりだ ....
昨日の〆サバがあたったのか

朝起きると吐き戻しお腹も刺すような痛み

背中がかゆくてたまらず

爪を立てるとなんだかツルツル滑る

鏡に背中を向けて首をひねると

なんとも綺麗な ....
うちのベランダに

よさげな苔が生えている

コンクリートのひびから

もこもここと

ふさりふさりと

緑色からエメラルドグリーンへ

鈍く光っていき

それはなんだかシ ....
夕暮れ
石ころが転がる河原で
ひとりのんびりビールと

割り箸に刺したはんぺんを
七輪でささっとあぶり
ちゅるちゅる呑みこんでいると

対岸にオレンジ
鬼火が屋台の提灯のように
等 ....
今日は何か落ち着かない

そわそわ

そわそわ

空から漫画のコマが落ちてくるように

ぺらぺら

かくかく

現実感のない風景が広がっていき

何もかもが軽くて壊れてしま ....
仕事が終わり

家に帰り

靴下を脱いで

床にほっぽらかし

気持ちよい素足でスタスタ歩いていくと

うしろで靴下タチむくっと起きあがり

ひょいひょいついてきて

プロ ....
そっと風が吹けば

散り散りにこころは飛翔し

うらおもて

うらおもて

ひるがえり

夕暮れ空の向こうで

群れをつくり

大きなさかなが一匹

空をゆっくり泳いで ....
偶然のすれちがい

微笑み挨拶するけれど

何かを伝えたくて

何も伝えられなくて

優しい風が吹くだけで

明日の気配に

ふわりと衣が

背筋を撫でる
faikさんの灰泥軽茶さんおすすめリスト(234)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インスタントコーヒー牛乳- 灰泥軽茶自由詩10*12-9-27
空気の入れかえ- 灰泥軽茶自由詩5*12-9-25
こ_のは- 灰泥軽茶自由詩212-9-23
ぽてじゃが夜食- 灰泥軽茶自由詩8*12-9-21
かずのこ- 灰泥軽茶自由詩8*12-9-4
ぶらんこ- 灰泥軽茶自由詩4*12-8-22
ブロック塀- 灰泥軽茶自由詩6*12-8-14
雨のち曇り時々蛙- 灰泥軽茶自由詩8*12-8-13
通話中- 灰泥軽茶自由詩9*12-8-9
気のせい- 灰泥軽茶自由詩6*12-8-9
光る円盤と四角な部屋- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-29
島のもみあげ- 灰泥軽茶自由詩4*12-7-27
一切れのスイカ- 灰泥軽茶自由詩7*12-7-27
そしてはなつ- 灰泥軽茶自由詩4*12-7-27
レモンイエロー夏- 灰泥軽茶自由詩9*12-7-23
言葉拾い- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-17
ヒフミドリ- 灰泥軽茶自由詩8*12-7-15
真夜中の浮上- 灰泥軽茶自由詩7*12-7-12
チョココロネ犬- 灰泥軽茶自由詩10*12-7-11
遠い国のフラダンス- 灰泥軽茶自由詩11*12-7-8
雨の跡- 灰泥軽茶自由詩11*12-7-5
スイッチ- 灰泥軽茶自由詩5*12-7-4
麦わら帽子- 灰泥軽茶自由詩5*12-7-4
サバ人間- 灰泥軽茶自由詩9*12-6-28
よさげ- 灰泥軽茶自由詩14*12-6-24
はんぺん踊り- 灰泥軽茶自由詩19*12-6-16
漫画のような- 灰泥軽茶自由詩10*12-6-7
靴下タチ- 灰泥軽茶自由詩9*12-6-1
うろこころ- 灰泥軽茶自由詩13*12-5-30
明日の気配- 灰泥軽茶自由詩7*12-5-28

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