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赤い月・青い月・黒い月
月はいろんな想いを映してくれる
わたしの心を捕えて放さない
あの月は魔物……
赤い月
男の背中ニ 爪ヲ立て
傷口から滴ル血で
夜の月ヲ 赤く染め ....
つながれっぱなしの犬がいる
中型雑種茶色の犬だ
散歩してるのを
一度も見たことがない
コンクリートの駐車場の中
小さな犬小屋で暮らしてる
動けるのは鎖の長さだけ
その空間の中で
お ....
降りつづく雨のせいで
部屋の空気が重く感じる
ポツリポツリと奏でる サティのピアノはけだるい
大きめのポットにダージリンティを入れて
ゆっくりと茶葉の広がる時を待つ
雨の匂いと紅茶の香り ....
薄絹の衣を纏い 緑の髪を櫛梳り
蒼き唇に 朱の紅をさす
青磁の香炉 紫煙立ちのぼり
伽羅麝香 甘き獣の匂いに包れる
萌黄の胸に 恋情を抱きしめれば
一途に慕うは 愛しい男だけ
....
わたしのナーヴァスをあなたは知らない
胸の奥に巣食う腫瘍から
躯中に毒が廻る
身悶えするような熱情が
不完全なわたしに火を放つ
赫い林檎を食べた日から
この身に孕んだ
情欲という炎の ....
沈みゆく夕陽の
叫びにも似た紅緋色
世界を燃やし尽くすように染めていく
心の渇望は際限なく
乾いた土が水を欲しがるように
あなたの言葉に耳を傾ける
わたしの葛藤は……
ざわめく言 ....
わたしの生まれた国には
四季があります
春 桜舞う
人優しく笑い
肩にかかった 花びらはらりと払う
門出の時 別れの時
感極まって 涙する人よ
夏 蝉時雨
突然の夕立に ....
硝子窓の向こう側
暗闇の中で
蜉蝣の透明な翅が
月の雫のように光っている
―― ヤミガコワイ……
呟き声がした
わずかな物音まで
深い闇に吸い込まれていく
一枚の硝子に仕 ....
暑すぎた夏が終わり
賑やかだった蝉たちも死に絶えて
地中深く 沈黙の蟲となる
キャンパスに描かれた
自画像は完成されないまま
白く埃を被っていた
数々の葛藤が わたしを苛んで
....
そらの珊瑚さんの泡沫恋歌さんおすすめリスト
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タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
【_月詠み_】
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泡沫恋歌
自由詩
8*
11-10-2
【_つながれっぱなしの犬_】
-
泡沫恋歌
自由詩
11*
11-10-1
【_雨粒_】
-
泡沫恋歌
自由詩
15*
11-10-1
【_朱の女_】
-
泡沫恋歌
自由詩
5*
11-10-1
【_イヴ_】
-
泡沫恋歌
自由詩
5*
11-9-30
【_紅緋色_】
-
泡沫恋歌
自由詩
8*
11-9-29
【_愛でし國_】
-
泡沫恋歌
自由詩
4*
11-9-29
【_闇の音_】
-
泡沫恋歌
自由詩
9*
11-9-28
【_メタモルフォーゼ_】
-
泡沫恋歌
自由詩
5*
11-9-28
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