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身体に電流を流すかわりに
しびれるような音楽を流して

腕を流れる血液のかわりに
どばどばと音楽を流して

胸が張り裂けそうな孤独
その心臓の鼓動に重なるドラム

身体の中に抑えきれ　.... ※映画「君たちはどう生きるか」のネタバレがあります。また、映画を見ている前提で話を進めますので、見ていない人には意味がわからないかもしれません。


〇「君たちはどう生きるか」のわかりにくさ
　.... 　冷房をきかせた部屋で、少しずつ冷めていくベッドのシーツを撫でながら、吐くように泣いた。体の中の悪いものが外に出たがっていて、こらえきれずに涙になってあふれた
　白い布地に落ちた雫がブラックライトに　.... 湿った砂の温度
掘るほどに水が滲んで
肌で感じて頬に触れる
潮風の温い感触
乾ききれない海草の匂い
思っていたよりも
生々しい身の回りのすべて
ひりひりと目に沁みるあれこれが
頭を取　.... ふりかえると夏がいた
透きとおる肌
後ろの道が透けて見えた
ほほえむ顔がうつむいて
夕陽から漂う風を浴びた横顔は
もう夏ではなかった
私の知る夏は消えていく
知らない存在に変わってしまう　.... 冬の朝
空気が張り詰めている
これから僕は試される

あたたかい布団から出て
ぬくもりの残る寝間着を脱ぐ

つめたいシャツに腕を通す
小さなボタンが凍りついて
うまく動かない
　.... あおぞらにむかって
ほんはひらかれた
せかいのだれもが
てにとれるように

時間の波に押し流されることなく
権利の射程圏内から逃れて
生き残った言葉の集落は
門を開いて客人を待つ

　....

そらの珊瑚さんの木屋 亞万さんおすすめリスト（7）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
音楽を流して	- 木屋 亞� ...	自由詩	1*	23-12-8
「君たちはどう生きるか」を自分はどう見るか	- 木屋 亞� ...	散文(批評 ...	3*	23-8-4
Hotaru_hotelのほとりで	- 木屋 亞� ...	自由詩	4*	13-8-14
涙の落ちるところ	- 木屋 亞� ...	自由詩	7*	13-2-16
夓	- 木屋 亞� ...	自由詩	5*	12-9-1
winter_loser	- 木屋 亞� ...	自由詩	5*	12-2-1
あおぞら	- 木屋 亞� ...	自由詩	7*	12-1-15

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