すべてのおすすめ
ぼくにだれかが運を運んでくる

だれかとは

人かも知れないし

鳥かも知れない

石かも知れないし

木かも知れない

なんであろうと構わない

運とは

なにものか ....
ぼくは知っている

場所が

今ないことの

口惜しさを

得意であるのに

その場所が

今ないことの

不安を

ぼくは知っている


知っているだけでは

足りない

時間がない

悔しいぞ

 ....
東京の町の端っこが

がんばって光っていた

うまくいかない悲しみも

うまくいってる悲しみも

ゆらり揺られて光って

静かに騒がしかった


地球よ、地球

もっと来い、来い

地球よ、地球


 ....
自然界は排除をしない

ただ命で在るだけなのだ

受け容れては華やぎ

受け容れては澄まし

受け容れては汚れ

受け容れては誕生し

受け容れては滅びる

自然界は排除を ....
あの頃を思い出す

おならって

ウンコの叫びなんだと気づいたあの頃

35年ほどまえの秋は

もっとしっかりと秋だった

伊東四郎と小松政夫のコント番組を見ていたら

宿題やりなさい、

そう言って ....
なにがほんとうか分からなくなっていた

夢のなかで見たことなのか

現実に起こっていることなのか

ぼくはおかしくなっていた

たぶん夢のなかでの出来事だった

それを現実の出来事 ....
騙すより

騙されるほうがいい

そんなのうわっつらな人生の

うわっつらな嘘っぱちだ

たとえば散歩の道すがら

地蔵のまえなど通るとき

意識もせずになにをか祈る

気 ....
白い花が二輪

口をあけて

雛鳥のようだ

世界に命を震わせながら

何一つ邪なく生きている


あなたの掌に

載っている

その形が好き

なぜって僕の鍵穴だか ....
からっぽの溝に鳥が死んでいた

学校の帰り道

それだけでしょんぼり出来た

世界は知らないうちに壊れていた

世界はこころそのものだった


誰彼かまわず挨拶していた

た ....
紅くてちりちりした涙が枯れ果てる

オレンジ色の小さな花の

フルーティな抹茶みたいな香りが

ぼくらの世界を席巻している

それはグーグルアースにも映らない


道をゆく者たち ....
秋のひかりと血潮の影に

私のゆびさきが染まっている

雲がきれいだ

貴女のようだ

秋と私は漢字が似ている

水色の匂いだ

貴女の匂いだ

秋のひかりと血潮の影に
 ....
浮かぶ白い半月

黄昏れいろをふくんで

風たなびく青空

金木犀の香が懐かしい


バケツに水を注ぐ

その音がこの世を映している

秋の墓参り日和だ


浮かぶ白い ....
ひとをじぶんのもとに呼びつけない

これぐらいでいいだろうとは思わない

じぶんや周りの?や!を素通りしない

めんどくさいことを途中でやめない


反論に対しては反論しない

 ....
高い所や高級な場所が好きになれなくて

そんなところに行くことはなかった

それはぼくのわがままで

そんなわがままに象徴されるぼく自身が

宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!

 ....
漂えど沈まず

なんとなくカッコイイ気もする言葉だ

でも

沈むことがまるでダメなことみたいで

この言葉が嘘くさくて嫌いだ


沈みたければ沈む

漂えど

沈みたい ....
星と飛行機がすれ違う

星も飛行機もそれを知らない

星も飛行機も

勝手に切実に在るだけなのだ


見つめていたのは

遥か地上でだった

寂しかっただけだ

丁度よか ....
先が明るいから

感謝するような人生ではなく

感謝に満ちているから

先が明るいと思える人生がいい

そうしたら後悔や嫉妬や疑念

そんなものもなくなるのだろう


秋の光 ....
生臭いゴミの匂いがした

いい匂いのふりをしていた

季節の夕暮れのひかりに


ぼくは金木犀じゃないかと見回した

歩きだせずにいた

ひかりは姿を

ゴミの匂いは形を
 ....
四年前の九月十七日

突然思い立ったようなふりをして

ぼくはあの場所にゆきあの印を頂いた

だめだ

ぼくはこの四年のあいだ

なにをしていたのだろう

それ以外なら

 ....
人が目で情況を把握するように

犬は鼻で情況を把握するのだそうだ

でも飼われた犬は人にならって

目で情況を把握し始めるのだそうだ

私はしばらく犬になってみよう


匂いで思 ....
かつて詩人がそう書いた

でべそのような5センチの富士

横から

空から

心から

でべそのような5センチの富士

かつて詩人がそう書いた


地球いろした青いろの

山は地球で出来ている

でべ ....
虚無に振れるとそれはまぼろしとなり

ひととの繋がりを

ただひとつの解のように抱きしめるのだった

そんな心癖は小六の頃からで

中一、中ニ、中三と、ぼくの人生は暗かった

胸にはずっと痺れがあって ....
空元気は宗教家のはじまり

だけど僕らは

宗教家でもなんでもなくて

これといって

なにするわけでもなかった

空っぽだから

なんだか元気になれるんだ

そううそぶく ....
虫が鳴いている

秋の音させて

虫が鳴いている


遠く宇宙で星が瞬いている

遠くからだと瞬いて見えるのだ

遠く宇宙で星が瞬いている


何かが落ち着き

何かが ....
ぼくは馬鹿だった

ぼくは天才だった

感じていたのは無力さではなかった

じぶんの有害性を感じていたのだった

ひととはうまく交われなかった

それがぼくを

強くもしていた ....
のどかな黄色いひかりに

白い雲がぱっぱっぱっと

目印のように浮かんでいます

ひかりの圧が緩んでいます

ぼくは指を震わせながら

考えたことを打っています


夏が逝き ....
駅から流れる

家路を辿るひとの群れのなかで

ただ恐かった

人生や血脈が

にほん足でとぼとぼ歩いていた

それが恐くて


点滅する信号を見つめていると

生きてい ....
ぼくは怒鳴らない

暴力をきらう君のために

ぼくは怒鳴らない

怒鳴らないどころか

君の寝顔に

クリームを塗ってあげる

ぱたぱたぱたぱた綺麗にしてから

君の寝顔に ....
ひとがすべてを運んで来る

花を咲かせるいつかその日に

すべてはあとからついて来る

ひとがすべてを運んで来る


強がったり

じぶんを信じたり

トラックの助手席で

風を受けながら

おまえの ....
こんなとき

どうしたらいいのか

こんなこと

どうしたらいいのかもわからないなら

じぶんを信じることの

どうしようもない孤独


信じてくれなんていまさら言えない
 ....
そらの珊瑚さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(237)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-7
時間がない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-11-6
地球よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-11-3
自然界- 吉岡ペペ ...自由詩612-10-28
35年ほどまえの秋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-10-25
午前2時33分- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-23
漂うように- 吉岡ペペ ...自由詩312-10-20
80歳まで- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-17
少年世界- 吉岡ペペ ...自由詩1812-10-12
宇宙には届かない- 吉岡ペペ ...自由詩412-10-11
雲がきれいだ- 吉岡ペペ ...自由詩1412-10-9
秋の日和- 吉岡ペペ ...自由詩912-10-8
これぐらいでいいだろうとは思わない- 吉岡ペペ ...自由詩612-10-3
ぼくのわがまま- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-1
漂えど沈めず- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-29
星と飛行機- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-27
天高く馬肥ゆる秋- 吉岡ペペ ...自由詩1412-9-25
金木犀- 吉岡ペペ ...自由詩412-9-23
逢いびき- 吉岡ペペ ...自由詩512-9-19
犬になってみよう- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-15
地球いろした青いろの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-9-13
ずっとかなしかった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-9-11
ほほには- 吉岡ペペ ...自由詩412-9-9
秋の音- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-5
だれにも心配かけたくなかった- 吉岡ペペ ...自由詩1112-9-1
八月の秋のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩912-8-28
横断歩道- 吉岡ペペ ...自由詩1312-8-25
ぼくは怒鳴らない- 吉岡ペペ ...自由詩312-8-24
弱い俺だから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-8-21
人間☆合格。- 吉岡ペペ ...自由詩112-8-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する