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秋、ひとつ

秋の夕べは鈴虫が鳴く
静止する赤トンボをぬらす
虹かける公園の噴水を
ながめ芝生で寝ている

少年のとまどいを笑顔にかえる
木の枝に吊るされた果実より
甘ったるい嘘みた ....
 

人生は自転車に乗るみたいだと
ふと想った

始めのうちは
後ろを誰かに持ってもらい
訳もわからずただこぎつづけ
バランスを取れるようになると
その手を離され
ヨタヨタしな ....
 

言葉に、

侵食された私たちがいる

言葉を、

おもちゃにしている

私たちがいる

心を、

おもちゃにしている

私たちがいる

生きることだけが
 ....
世界が 平和で あることを

むろん みんなが 祈るとき

そんなに 長くは ない夕べ

赤い 夕陽が 沈むとき

悲しみ なんて なくなれと

じぶんに 向かい 祈ります ....
田舎の夜道は、月が無いと、
ほんとうに歩くのも怖いくらい、
暗いから。

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 『生きたい』《改》

ゆっくりと ....
 

「あなた、このことは忘れてはダメ」
そのような言葉が
母の最後の言葉になった
その言葉はなんとか憶えているが
「このこと」がなんのことなのかは
ついにわたしにはわか ....
  

急ぎつつ
ただ透明なアリの群れ
探しているまに日暮れる寂しさ


虚ろという
遊びにできない悲しみが
甘いと感じる夜ココア飲む


憎しみを
風呂場の鏡のまえ ....
蜃気楼
その名で呼んだ色街に
架かって照れてる、夜の虹かも



その過去の
醜聞まみれで死ぬ人生、
夜のうわさの拡散する街


このなみだ
風の奏でる優しさで
洗い ....
優しさの、
止まらない疾走に
目が回る

こころの上で掬い取られた
優しさはまるで
枯れ果てて茶色の種をバラまくまえの
向日葵の花びらを枯らした姿で
花としては終わり果ててい ....
決まり文句のような言葉

諦められないのですよ、言葉を、
はだかのいろをした、
ピンクっぽい恥じらいを。

おひさまが死んだと思われなくて
悲しみの原色を体験した
ただ、心地 ....
そらの珊瑚さんの秋葉竹さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋、ふたつ《改》- 秋葉竹自由詩325-9-23
自転車の想い出- 秋葉竹自由詩225-9-15
詩人- 秋葉竹自由詩325-7-13
残光よ- 秋葉竹自由詩424-7-20
「生きたい」《改》- 秋葉竹短歌124-7-14
白い猫- 秋葉竹自由詩224-3-30
夜へ行く- 秋葉竹短歌424-3-4
白痴- 秋葉竹短歌620-7-10
優しい疾走- 秋葉竹自由詩1018-9-23
夕日の沈む海- 秋葉竹自由詩1018-9-13

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