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青い穏やかな水面と石で囲まれた護岸壁
ロヴィニ
港町の路地に切り取られた
対岸を望める海の風景
丘から眺める町並みは
オレンジ色の屋根がアドリア海まで続く
小さな小さな箱の ....
白い本 開かれた。たくさんの悲劇のあった年。
白い本 開かれた。たくさんの人生が消えた年。
白い本 開かれた。たくさんの想い出が断ち切られた年。
その本は神田神保町の文芸評論専門の古書 ....
夕暮れは知らないうちにやって来る
ブラインド越しの窓の外
夜空が突然落ちてくる
ビルの谷間の一角の
ボーッと灯る明りの主は
どこから湧いたかおでんやの
屋台が見える路地裏に
勤め帰り ....
単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ ....
大きな雪原に小さな染みのような点
黒い点は次第に拡大し一匹の黒い犬に
大きな黒い犬は狼にメタフォルモーゼする。
孤独な雪原の染みはじっと前方を凝視した後
素早く雪原を横切り
エルクの群れを追 ....
ネオン輝く夜の巷
路地裏の狭い石畳を入ると
淡いランプの明りに
浮かび上がるバーの扉
ここは[遠い昔のバー]で
スツールに腰掛け
おしぼりで手をふいて
まず一杯[今のリキュー ....
曇天俄に渦巻く暗雲
突然驟雨秋の雨
大粒の雨横殴り
気取ったスタイル
すぞ濡れる 悪意
心ひらひら風の中
涙ひたひた雨の中
多くの悲しみを含んだ雨が
幾度も幾度も降 ....
世界は認識の中にある
平面に沿ったGのみの世界
天井が眼下に
床が頭上に
滑り落ちながら
眼下に床が
離れた鉄棒の上から
回転しながら上昇し
そのまま落下する
視点から眺める部屋 ....
午後の大きな顔が公道の真ん中を通ってずんずんこちらに迫ってくる。何の躊躇も無いその目の色は鳶色だ。逃げ出すことも無く同じ方向に歩きだす。その顔は側面から夕日を受け端正な顔が陰を作って歪み出した。夕日は ....
宇宙に開かれた水の滴
表面張力によって浮かぶ
塵芥の島嶼の一部の
寄生する細菌細菌
細菌が人生
泥の堆積/火の木端/夢に沈む
雲の破片の沈殿物
屋敷の塀の高さに隠された
思い出 ....
希望の楡の大樹の根元
絶望の日溜まりの中で
君は何を想い
溜息を吐いているのだ
柔らかな秋の陽射しの中
ゴツゴツとした大樹の根元にしゃがみ込み
君は何を想い
溜息を吐いているのだ
....
泡沫恋歌さんの……とある蛙さんおすすめリスト
(41)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アドリア海
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……とあ ...
自由詩
11*
11-12-8
白い本
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……とあ ...
散文(批評 ...
8*
11-12-6
おでんや2
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……とあ ...
自由詩
9*
11-11-6
独白
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……とあ ...
自由詩
6*
11-11-3
肉食
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……とあ ...
自由詩
12*
11-10-31
バーカウンターのスツールに腰掛けて
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……とあ ...
自由詩
7*
11-10-26
心ひらひらオノマトペ
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……とあ ...
自由詩
5*
11-10-24
鉄棒
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……とあ ...
自由詩
12
11-10-20
顔_初級編
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……とあ ...
自由詩
6*
11-10-17
水のしずく/宇宙
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……とあ ...
自由詩
11*
11-10-15
秋の日だまりから雨
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……とあ ...
自由詩
8*
11-10-9
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