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彼女がたとえ男だったとしても

ゾウだったとしても

ぼくは彼女の存在を愛しています

今朝そう告白して

そういうことだったんだと

はじめて楽になれたような気がしました

 ....
そうやって大切な「もの」を失ってゆく

失ってゆくのはいつも「もの」だ

ぼくが「もの」にしてしまった「もの」なのだ


年甲斐もなくSMに溺れたのは

二十も離れた女と

ふた ....
大切にするということは

永遠のものまねなんだ

大切にするということで

永遠のものまねをする

僕はそうやって秋に行く


晴れているのに水の匂いがした

光があたる腕だけが暖かだった


大切に ....
もう二ヶ月も別れている

そのあいだ

ふたりはそれに慣れてゆく

ありふれた愛のおわり


もう戻らないこころ

もう届かないことば

こうしたら

狂ってしまうという ....
平気なことばかりなら

忘れることもできたのだろう


傷つくのがこわいのは?

たいせつ過ぎる人だから

平気でいられないのは?

ずうっと1番だったから


平気なこと ....
俺?

俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ

え、泣いてやしないよ

この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ


こころの問題じゃない

脳の問題だ
 ....
院長夫婦に預けられてぼくは病院に住んでいた

病室がぼくの部屋だった

おっとりして真面目ないい子だとおばさんはよくぼくをほめてくれた

その夏、病院に大量の小虫が発生した

ちょうど ....
あらゆる存在は

たましいのものまねをしていたのだ

たましいは永遠だ

目に見えるものに

永遠のものまねをさせて

たましいの存在を教えるだなんて

まわりくどすぎやしないか


あなたをうしない ....
宇宙の年齢から考えると

三日徹夜しようと

二日も続けられなくても

五十年没頭しようと

なにもしなくても時間をかけても

おなじことなのだ

おなじ一瞬のことなのだ

 ....
洞野いちるさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ギフト- 吉岡ペペ ...自由詩1511-11-3
宿命- 吉岡ペペ ...自由詩911-10-6
秋に行く- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-9-6
ありふれた愛のおわり- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-29
ずうっと- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-26
この泥あるからこそ咲け蓮の花- 吉岡ペペ ...自由詩1611-8-24
腐った弁当箱- 吉岡ペペ ...自由詩611-8-12
宇宙のからくり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-8-9
時間をかけて- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-8

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