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ナイアガラの滝を見ても

グランドキャニオンを見ても

移動するカリブーの群れを見ても

そりゃあ、こんな景色、地球のどこかにあるやろ、

そんなこころしか湧いてこなかった


 ....
次の音楽

秋の水たまり

ぼくよりも孤独を

決意したたましい

だからきみは

くらべるものなどない

新しい恋人


(こんなお茶でも

二人で半日かけて

(遠慮も体温だね

味わっていたんだ ....
哀しかった夏

八月もさいごの日

ぼくのこれからを示すように

ひとりぼっちだ

車のなかで夜

なん時間も過ごすようになって

もうどのくらいたつだろう




 ....
6月の中旬

いつもと感じが違うメールがあった

いつもだったら

<いまおきた>だったのが

<いまおきましたよ>だった

ぼくは勝手にひどく傷ついて

それから

<〜 ....
電気はちゃんとつけているか

テーブルは片付けてあるか

新聞はまいにち捨てているか

羽をぬらしてふるえていないか

冷蔵庫にはなにか入っているか

人間関係はうまくいっているか ....
雨が降る

そこは傘をさせる場所になる

悲しみがある

でもぼくにはもう

感情をあらわせるひとはいない

雨が降る

そこは傘をさせる場所になる
落雷と白煙の雨が降りつづいていた

蛍光灯に照らされただだっ広いフロアで

わたしは暮らしやお金の為に働いていた


セシウムが含まれているかより

帰り道にはやんでいるかを考えていた

出力した資料 ....
平気なことばかりなら

忘れることもできたのだろう


傷つくのがこわいのは?

たいせつ過ぎる人だから

平気でいられないのは?

ずうっと1番だったから


平気なこと ....
母さんぼくは

きょう会えなくなった理由を電話で聞いた

景色の一点を見つめるようにしてそれを聞いた

大好きやけど、ずっと一緒にはおられへんやろ、会いたくないのわかるやろ、

ひらが ....
俺?

俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ

え、泣いてやしないよ

この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ


こころの問題じゃない

脳の問題だ
 ....
ツツジが朝、風をあらっていた

クチナシが夜、轍をこねていた

ヒマワリが昼、空をふかんしていた

季節さん、花ばかり見ていてゴメンね


高架下の茶店でジャズがたゆとうと

知 ....
東京駅でタクシー待ちしていたら

アラーキーが片手で

東京駅と曇り空を撮っていた

あの頭と派手なシャツ、ジャケット

ぼくはじっと見つめていた

アラーキーの写真の枠外にあなたもいた

ぼくもいた ....
手をつなぎたい

こころを伝えたい

昔ながらの珈琲店には

湿っぽい珈琲の匂いとピザの匂いがする


ペットショップで動物を見つめる

ひとはみな

愛情を注げる器を探して ....
悲しい目に会ったひとを

電子機器とこころで切り取り

見つめる

笑顔がほめられている

忘れてはならないのだという


天災や先天的なハンディキャップ

予期せぬ病やトラ ....
悪い風も良い風もない

風は

放射性物質だけを運ぶのではないのだから

悪い波も良い波もない

波は

津波だけを起こしているのではないのだから


悪いお日様も良いお日様 ....
その汽車よ、待って

結婚するのは俺達なんだ

青空に西部の土煙たつ

祈るようにヨシミが立っている

その汽車よ、待って

結婚するのは俺達なんだ
のどかなメルヘン

手帳のちいさな文字

優勝は ツ

砂場のウルトラマン

中学生のころのクレープ

妹の拾ってきた猫、その前での誓い

ベランダから現れるお母さん

放課後の掃除のじかん

あだな ....
こころが気持ちだと思っていた

こころで気持ちも変わるものだと思っていた

でも真実は違うようだ

脳で気持ちって変わるんだ

さっきのメールを読みながら

いや、削除したときそれを確信した

またひ ....
西の夕空に地震雲

タツノオトシゴみたいな地震雲

あたまのとこに虹かかる

きみの住む町とは反対の

西の夕空に地震雲

それだけでやすらかな胸

西の夕空に地震雲

タツノオトシゴみたいな地震雲
 ....
世界はざわざわとしていて悲しかった

おうちに帰ると

部屋には悲しみがたんたんと続いていた

悲しいということが

生きているということだった

悲しいということが

生きているということだった

 ....
ぼくのぜんぶをさらけだせたひと

ぼくがいちばんやすらかになれたひと

いっしょにおさんぽできなくなったって

仲良しでいるから

いっしょにおさんぽできなくなったって

ぼくがいちばんやすらかになれ ....
荒野にときどき吹く風がある

代わりを求めても仕方がないのに

荒野にありもしない花を探している

荒野にときどき吹く風がある

お花屋さんの冷蔵庫の匂いがする

さわやかな湿った ....
空がたかい

空がふかい

空がたかい

空がふかい

ぽつんと宇宙基地に立つ

空がたかい

空がふかい

ぽつんと一人立っていた

空がたかい

空がふかい

空がたかい

空がふかい
たいせつなひとが死んだ

死ぬのは

だれだってあたりきなのに

こんなに悲しみで

ざわついているのはなぜ

死がふしぎなわけでもないのに

別れることは

だれだってあ ....
朝七時半くらいになると淋しい

それはクセのようなものだ

夜八時くらいになると淋しい


ツメを噛もうとおもっても

噛めるところがないよ

だからツメのおもてを

したの前歯で研いでいるよ


朝 ....
電車がトンネルに入ると

車窓が黒い鏡になってしまった

深海の底をたどるように

てのひらをあたためる

ぼくは世界を見つめている

こころの闇なんか信じていない


ぼく ....
汗だくのからだを冷やしながら

なんだか陶然となっていた

想いの振り子がぐわんぐわんいっている


いつでも泣けそうだ

いくらでも泣けそうだ

目をつむり

咳込むように名を呼べば

いつでも泣け ....
もっぷさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旅の思い出- 吉岡ペペ ...自由詩116-8-10
次の音楽- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-9-2
哀夏- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-31
ぼくはあなたをうしなっている- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-30
きれいだよ- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-29
雨が降る- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-27
働いていた- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-8-26
ずうっと- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-26
会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-25
この泥あるからこそ咲け蓮の花- 吉岡ペペ ...自由詩1611-8-24
季節さん、ゴメンね- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-24
ふたりの写真- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-23
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-21
文学の役目- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-21
風や波やお日様や- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-19
結婚するのは俺達だ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-12
メルヘン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-8-11
醒めてゆく脳- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-11
地震雲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-9
悲しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-8
仲良しでいるから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-7
荒野の花- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-5
一人- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-4
たいせつなひと- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-4
淋しきクセ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-8-3
黒い鏡- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-2
想いの振り子- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-1

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