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夏の朝の
コインランドリー
放りこんで座る
わたしと
あなた
何だろう
あなたは笑って話している
わたしは
聞いていない
....
1.社会
職場に社会があり
学校に社会がある
家庭に
託児所に
公園に社会がある
{引用= 夕餉の時間
うつろなサイレンとともに
社会の ....
夕暮れの教室に
ぼくたちは産み落とされた
生きてゆくことは
いつ終わるとも知れぬ居残り
帰る家もなく
子どものころ
教科書をひらくと
とうめいな雲が立ちのぼり
そこだけに雨をふらせた
教科書はいつも
本のかたちをしていなかった
どこをひらけば ....
未来のような
だだっぴろい草原で
詩を読んでくれたのは誰だっただろう
幸福のような
雨が降っていたのはどこだっただろう
なにからなにまで
や ....
おばあちゃんになっても
心のなかの君は
いつまでも少女のまま
意地きたない馬鹿になっても
心のなかの君は
いつまでも
ままごとが好きな女の子
....
埃をかぶったブラインド越しに
夕しずむ風景がちらばって
きらる
あちらは
ひかり、
骨のようにしずかな
風のようにとうめいな
夢のようにふくざ ....
花のおじいちゃん
花の名前をたくさん知っていた
手を引いて花畑に連れて行ってくれた
花のおじいちゃん
星のおじいちゃん
星の名前をたくさん知ってい ....
想い出は焦げ茶色
今は 今すぎて
昔は 昔すぎて
アキ
君の笑顔には この空が とてもよく似合った
うまれたての青い空
もっと君に見せたかっ ....
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